新型コロナウイルスによる危機は、見方を変えれば「新たな国作り」の好機でもある。もっと便利で快適な社会の実現に向けて、デジタル技術をどう活用していくべきか。国と地方、企業と行政、国民と行政などがどう連携していけばよいのか。様々な分野の専門家への取材を通じて、人々の暮らしや健康、住まい、防災、企業活動など多様な観点から「デジタル立国」に向けた提言をまとめた。

デジタル立国への提言
目次
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SOMPO桜田グループCEOが明かす「テーマパーク」構想とデジタル立国への思い
「人とデジタル技術を融合することで、あらゆる人が健康で豊かに人生を楽しめるようにしたい」。SOMPOホールディングスの桜田謙悟グループCEO・経済同友会代表幹事は2022年5月23日、日本経済新聞社と日経BPが共催した「デジタル立国ジャパン・フォーラム」の基調講演でこう述べた。
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DX後進国の日本が巻き返す鍵は官民連携と「価値創造サイクル」にあり
デジタル改革の波に乗り遅れた日本がDX(デジタルトランスフォーメーション)を成功させるポイントはどこにあるのか――。デロイト トーマツ グループでCSO戦略担当執行役を務める松江英夫氏は「リアルな分野での強みを生かしつつ、デジタル技術で新たな価値を創り出すことが大切だ」と力を込める。
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佐賀市「DXの奇跡」再び、デジタル庁の成否をキーパーソンが見通す
佐賀市は旧来型の情報システムの刷新を果たしてITコストを数十億円削減。業務効率化などの効果を含めると300億円以上の節約につなげたとされる。知る人ぞ知る、システム化の先進自治体である。
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LINE WORKS導入の契機は1通のメールだった、三条市長が明かす「中身」
チャットツールで情報共有、電子契約を初導入、採用試験はオンライン、コールセンターでデュアルディスプレーとヘッドセットを活用――。自治体らしからぬデジタル武装を果たしているのが、新潟県の三条市だ。2020年11月に34歳(当時)で就任した滝沢亮市長が旗を振るDXの実態に迫る。
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行政サービスは進化を遂げられるのか、有識者4人が語るDXの本質
デジタル技術の活用によって、行政サービスはどんな進化を遂げられるのか――。日本経済新聞社と日経BPがこのほど共催した「デジタル立国ジャパン・フォーラム」において、4人のキーパーソンがパネル討論した。データ連携、リーダーシップ、トップの責務など、多様な観点から行政分野におけるデジタル化の課題と解決策…
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デジタル人材175万人育成へ、片山さつき氏が明かす産官学の「大作戦」
政府と産業界、学術界が連携してデジタル人材を5年間で175万人育成する――。参議院議員の片山さつき氏は日本経済新聞社と日経BPがこのほど共催した「デジタル立国ジャパン・フォーラム」において、このような目標を示し、実現に向けた作戦について明かした。
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デジタル人材、どう育てる?政治家・学長・企業幹部・政府要人が徹底討論
公共分野におけるデジタル変革を担う人材をどう育成し、活躍の場を設けていくべきか――。日本経済新聞社と日経BPがこのほど共催した「デジタル立国ジャパン・フォーラム」において、デジタル人材育成に携わるキーパーソンがパネル討論した。
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デジタル庁は失敗恐れずアジャイルで、DX「仕掛け人」が挑む3つの変革
供給者目線のデジタル化から180度方向転換し、利用者目線でのデジタル社会づくりを目指す――。政府におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)のチャレンジについて、デジタル庁の創設にも携わる内閣官房情報通信技術(IT)総合戦略室の津脇慈子企画官が変革に向けた覚悟と、率直な思いを披露した。
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巨大都市のDX「スマート東京」、宮坂副知事が明かす3つのアプローチ
デジタルの力で行政サービスを変える――。東京都の宮坂学副知事がデジタル活用によって人々の暮らしをより便利にする「デジタル立国」をけん引している。宮坂副知事は日本経済新聞社と日経BPがこのほど共催した「デジタル立国ジャパン・フォーラム」に登壇し、東京都における取り組みを披露した。
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行政もスピード重視でアジャイルに、識者4人が語る「国民視点のDX」とは
ニューノーマル(新常態)の時代、デジタル活用によって人々の暮らし方や住まい、生活、買い物、健康、防災などの在り方はどう変わっていくのか――。4人のキーパーソンが国民視点でのデジタル改革の在り方について討論した。
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人中心のDXに挑む前橋市、日本通信福田社長が明かす成功の「鍵」とは
日本政府が目指す「誰一人取り残さないデジタル化」を果たすには、高齢者などでも簡単に使える、人に優しいデジタル技術が欠かせない。この課題に真っ正面から向き合うのが、前橋市のスーパーシティ構想だ。取り組みを支えるキーパーソン、日本通信の福田尚久社長が思いを語った。
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三重県流の「あったかいDX」とは、鈴木知事が明かすデジタル活用術
三重県がデジタルトランスフォーメーション(DX)による地方創生に力を入れている。最高デジタル責任者(CDO)に外部人材を登用、DX推進組織も新設し、民間企業と新技術を生かした社会インフラの実証実験にも力を入れる。DXの全体ビジョンは「あったかいDX」だ。鈴木英敬知事がその真意とDXへの思いを明かし…
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見えたデジタル地方創生の「勘所」、キーパーソンが徹底討論
地方都市の未来は、デジタル技術とデータ活用にかかっている――。日本経済新聞社と日経BPが2021年5月28日に共催した「デジタル立国ジャパン・フォーラム」において、地方創生を担う4人のキーパーソンがパネル討論した。
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民間出身の政府CIO三輪氏が明かした本音、「政府と企業に望むこと」
国民が安全で安心して暮らせ、豊かさを実感できる強靱(きょうじん)なデジタル社会の実現を目指す――。内閣情報通信政策監(政府CIO)を務める三輪昭尚氏は2021年5月28日に日本経済新聞社と日経BPが共催した「デジタル立国ジャパン・フォーラム」に登壇し、このように語った。
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台湾オードリー・タン大臣が明かす、デジタル革命の「3段階」とは
誰も置き去りにしない社会全体でのデジタル化を目指すなら、政府や自治体など公共組織と市民との信頼が欠かせない――。台湾のデジタル大臣としてソーシャル・イノベーションを率いるオードリー・タン氏はこう断言する。
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「日本は周回遅れの先頭ランナー」、慶応大・村井純教授が語るデジタル立国への挑戦
2021年5月28日に日本経済新聞社と日経BPが共催した「デジタル立国ジャパン・フォーラム」のオープニングスピーチで、慶応義塾大学の村井純教授が登壇し、日本がデジタル立国として取り組むべき挑戦について語った。
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「何のためのデジタル化か、まず国民と共有する」河野行革相が語る改革の道筋
2021年5月28日に日本経済新聞社と日経BPが共催した「デジタル立国ジャパン・フォーラム」のオープニングスピーチで、河野太郎規制改革・行政改革担当相が登壇し、日本が目指すべき「デジタル化」の方向性について語った。
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「DXの次はAIトランスフォーメーションだ」、孫正義氏が語るデジタルと日本
デジタル技術を上手に活用して便利で快適な社会を築き、産官学が連携して国としての国際競争力を引き上げる――。世界中が新型コロナウイルス感染症拡大の危機に見舞われる中で、日本は今このような課題に直面している。目の前の危機にどう臨み、デジタル活用を推進していくべきか。ソフトバンクグループの孫正義会長兼社…
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