
2021年版 技術士第二次試験 建設部門 最新キーワード100
目次
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出題テーマの背景
「筆記試験の出題の背景とテーマ」「筆記試験の出題の背景とテーマ(続き)」の図は、改正前も含めて最近6年間の必須科目や選択科目の試験で出題文の冒頭に示されたキーワードと出題テーマとの関係を整理したものです。多くが社会や経済の情勢、自然現象の変化、ニーズの多様化、技術の進展などを受けて出題されています…
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時流を押さえる
改正後の2019年度や20年度の試験では、以前にも増して時事的なテーマがよく取り上げられています。この傾向は21年度も変わらないと思われます。必須科目や選択科目の出題テーマを予測するとともに、論文に盛り込むべきキーワードを把握するうえで、最近の社会情勢や政策などの動向を押さえておくことは欠かせませ…
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選択科目の出題テーマ
2019年度の改正では、各選択科目の出題の範囲や内容も見直されました。多くが「施工および維持管理」も出題内容として明示しており、「山留め」や「複合構造」、「建設ICT」、「総合的な土砂管理」といった分野やテーマが加わった科目もあります。
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選択科目の出題内容
選択科目の問題は「専門知識」、「応用能力」、「問題解決能力と課題遂行能力」がそれぞれ問われるII-1とII-2、IIIの3種類の論文からなります。論文の評価では、専門的学識とコミュニケーションがすべての問題で対象となるほか、応用能力の場合はさらにマネジメントとリーダーシップが加わります。
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必須科目の出題テーマ
必須科目では建設部門全般に共通したテーマについて出題されます。12年度まで実施されていた必須科目と同じです。当時の出題分野やテーマを振り返ると、人口減少下での社会資本整備や維持管理、防災・減災、地球環境問題や技術者の大量退職、品質確保など、昨今の社会資本整備にもみられる重要な分野が取り上げられてい…
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必須科目の出題内容
必須科目では2問の出題から1問を選び、600字詰めの解答用紙を用いて2時間で3枚に記述します。建設部門全般にわたる専門知識と応用能力、問題解決能力および課題遂行能力が対象です。合否の基準は40点の配点に対して60%以上です。
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改正後の傾向
技術士試験が2019年度に大幅に改正されました。改正から3回目となる21年度も試験の方法や形式、合否基準に加え、問われる内容や求められる能力などに大きな変更はありません。例えば必須科目で問われる内容は、21年度も「建設部門全般に関わる基礎的なエンジニアリングの問題」です。選択科目における専門知識の…