Macの「エクスプローラー」とも言える「Finder」は、見た目こそシンプルだが、ユーザーの使い方に合わせて細かくチューニングできる。使いやすく設定しよう。
「スタック」機能がかなり優秀
Macのデスクトップがファイルで散らかる傾向にある場合は「スタック」機能をオンにしてみよう(図8)。デスクトップ上のファイルが種類ごとに「スタック」と呼ばれる重なった状態で整列する。スタックは種類のほかに追加日や変更日などに変更可能だ。スタックの中身にアクセスする際は、スタックをクリックして展開しよう。フォルダーはダブルクリックで開くが、スタックはシングルクリックなので初めは少し戸惑うかもしれない。
フォルダーはスタックされない点を利用して、デスクトップ上のファイル管理はフォルダーとスタックの併用をお勧めする。スタックはmacOSの中でも比較的新しい機能なので、知らない古参のMacユーザーも意外に多い。使ってみると驚くかもしれない。
MacもWindowsと同様、ファイルの種類を識別する手段の一つとして拡張子を用いる。OSのデフォルト設定では一部の拡張子が隠されている点は事情も似ている。現在でもユーザーが拡張子を意識しなければならない状況は多いので、やはり全ての拡張子を表示する設定がお勧めだ(図9)。
Finderの「表示オプション」では、アイコンサイズやファイルの表示順などをかなり細かく設定できる(図10)。表示オプションを表示してFinderウインドウをクリックすると、そのウインドウの表示形式(アイコン/リスト/カラム/ギャラリー)によって設定可能な項目が変化する。「グループ分け」はフォルダー内のファイルが設定したルールでソートし、グループごとに表示順序の設定で並べる機能だ(図11)。