iPhoneでメモ代わりに画面のスクリーンショットを撮ることがあるだろう。Macにもスクリーンショット機能が搭載されている。しかも、驚くほど多機能だ。
画面の動きを動画に撮ろう
Macのスクリーンショット機能を使って、画面を動画として収録することもできる(図9)。動画の収録は画面全体と指定した範囲だけのどちらかを選んで開始する。収録を終了するには、メニューバーの収録終了ボタンをクリックしよう。画面全体を収録している場合は、収録が開始されたかどうかが分かりにくいが、メニューバーに「収録終了ボタン」が表示されているので収録中だと分かる。
動画も静止画と同じフォルダーに保存される。スクリーンショットを撮影した際に画面右下に現れるフローティングサムネイルは、動画の書き出しが終わるまで表示されるので、書き出し終了の目安にするとよいだろう。書き出し後の動画ファイルは標準アプリの「QuickTime Player」で開ける。
スクリーンショットメニューの「オプション」には「マイク」の項目もある。標準状態ではMacの内蔵マイクやイヤホンのマイクなどを設定でき、画面収録をしながら自分の声を入れられる。残念ながら、Macで再生されている音声を収録する機能は提供されていない。このため、Web会議などで参加者の会話を画面収録に入れるような場合にはひと工夫が必要だ。
いくつかのやり方があるが、サードパーティ製のアプリ「Background Music」を使う方法が比較的簡単だ(図10)。アプリをインストールし、スクリーンショットメニューの「マイク」で「Background Music」を指定すると、Macで再生されている音声が画面収録の動画の中に入るようになる。