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 アドビの「Photoshop」やマイクロソフトの「Office」といった趣味やビジネスの現場で幅広く活用されているアプリは、Windows版、Mac版が用意されており、どちらもほぼ同じように使える。そのためWindowsでもMacでも同じことができるとよくいわれるが、上記のようなアプリ以外ではそれぞれのパソコンの使い方や作法に慣れている方が作業ははかどる。今回はWindowsで普段何げなく使っている機能をピックアップして、Macではどうしたらよいかを紹介する。

「ペイント」は「プレビュー」で

 画像の切り抜きやラフな手描きといった簡単な画像編集に便利なWindowsの「ペイント」アプリの作業は、Macでは「プレビュー」アプリにほぼ置き換えられる。アプリの名称から「見るだけ」のツールかと思うかもしれないが、実はかなり多機能なアプリだ(図1)。ペイントのような画像編集機能を利用するには、ツールバーで「鉛筆に丸」アイコンをクリックして「マークアップツールバー」を表示しよう。使い方はツールバーのアイコンからほぼ想像できると思われるが、覚えておくとさらに便利に使える画像編集機能を2つ紹介しよう。

画像の切り抜きなどの簡単な編集には
画像の切り抜きなどの簡単な編集には
図1 Windowsで「ペイント」を使うような簡単な画像編集は、Macの「プレビュー」アプリで対応できる場合が多い。プレビューで「マークアップツールバーを表示」をオンにしよう
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 一つは「スマート投げなわ」ツールだ。マークアップツールバーの左端にある選択ツールをクリックすると、選択ツールの形を変更できる。通常の「投げなわ」はドラッグで囲んだ領域を選択するが、「スマート投げなわ」は背景を認識して対象だけを選択するツール(図2)。対象の境界部分をなぞって囲むのがコツだ。

対象物をきれいに切り抜くには「スマート投げなわ」が便利
対象物をきれいに切り抜くには「スマート投げなわ」が便利
図2 画像の中から使いたい対象だけを切り抜くのは、高度なグラフィックスアプリが必要と思いがち。だが、プレビューアプリの「スマート投げなわ」ツールを使えば、境界部分をなぞって囲むだけで選択できる。あとは「切り取り」をクリックするだけ
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 もう一つは「インスタントアルファ」。これは、画像上のドラッグした領域およびその領域に接する同色のピクセルを全て選択する。画像の背景を透明にして、ほかの画像と重ねて使いたいときなどに便利だ(図3)。インスタントアルファで背景が選択できたらキーボードの[delete]キーを押そう。「切り取り」では選択した部分を残すので、この場合は背景だけが残ってしまうからだ。もし「切り取り」と[delete]キーの使い分けがややこしいようなら、「編集」→「選択部分を反転」とクリックして、どちらか一方の機能で切り抜くとよいだろう。

白バックを透明にしたいときは「インスタントアルファ」で選択
白バックを透明にしたいときは「インスタントアルファ」で選択
図3 白バックの例を紹介したが、単色またはある程度のグラデーションで塗られた部分を透明にしたいときに便利。「インスタントアルファ」で透明にしたい部分をドラッグすると赤く選択される。ちょうどよい具合に選択できたら[delete]キーを押して削除しよう
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