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「大画面液晶の追加」だけがディスプレイの活用法ではない。トリプルディスプレイ、縦置き、モバイルディスプレイ活用、液晶タブレットなど、新発想で使い勝手を劇的に改善。古いパソコンでの増設法も紹介する。

新規購入する場合は

 ここまでアダプターやフリーソフトといった出費の少ない方法を紹介してきた。ここからはマルチディスプレイ用にディスプレイを新規購入する場合について考えよう。

 マルチディスプレイ用途で注目すべきは持ち運びが考慮されたモバイルディスプレイだ(図14)。モバイルディスプレイの最大のメリットは、家の中や会社内の好きな場所で使えること。テレワーク中の人や会社がフリーアドレスになったというような人にはまさに最適だ(図15)。持ち運びやすいようにスタンドが折り畳み式になっており、使わないときにはコンパクトにしまっておけるのも便利だ(図16)。HDMI端子がある製品であれば、ゲーム機などを接続することも可能なので、家族で共用もできる(図17)。

省スペースならモバイルディスプレイ
省スペースならモバイルディスプレイ
図14 最近は省スペースでマルチディスプレイが構成できるということで、17型以下のモバイルディスプレイが注目され、製品数も増加している。モバイルディスプレイには図15~図17のようなメリットがある
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図15 手軽に持ち運べるため、使う場所を選ばないのがまず最大のメリット。フリーアドレスの会社内や家庭内で移動して使用するのに重宝する
図15 手軽に持ち運べるため、使う場所を選ばないのがまず最大のメリット。フリーアドレスの会社内や家庭内で移動して使用するのに重宝する
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図16 使わないときはしまっておけるのもモバイルディスプレイのメリット。持ち運びしやすいようにスタンドが折り畳み式になっており、棚の隙間などに収納しておける
図16 使わないときはしまっておけるのもモバイルディスプレイのメリット。持ち運びしやすいようにスタンドが折り畳み式になっており、棚の隙間などに収納しておける
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図17 HDMI端子を持つモバイルディスプレイであればゲーム機を接続することもできる。家族のゲーム用としても活用できる点も魅力と言える(イラスト:森 マサコ)
図17 HDMI端子を持つモバイルディスプレイであればゲーム機を接続することもできる。家族のゲーム用としても活用できる点も魅力と言える(イラスト:森 マサコ)
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 ただし、価格は据え置き型の液晶ディスプレイより少々高めだ。モバイル型と据え置き型の相場は図18の通り。この価格差に相応のメリットを感じられるかどうかが選択のカギとなる。

据え置きタイプと比べると若干高価だが……
据え置きタイプと比べると若干高価だが……
図18 上の表はモバイルディスプレイと通常の液晶ディスプレイの価格を比較したもの。モバイルディスプレイの方が割高である。この価格差を見いだせるかがモバイルディスプレイ選択のカギとなる
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 モバイルディスプレイには大きく、HDMI接続、USB Type-C接続、USB 3.0接続の3つがある(図19)。ディスプレイ出力端子を持たないパソコンの場合でもUSB 3.0接続のものなら利用が可能だ。

接続方法は主に3種類
接続方法は主に3種類
図19 モバイルディスプレイの接続端子にはHDMIとUSB Type-C、USB 3.0がある。ディスプレイ出力端子を持たないパソコンの場合はUSB 3.0接続のものを選択しよう
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 お薦めは汎用性のあるHDMIとUSB Type-C両対応の製品だ(図20)。アイ・オー・データ機器の15.6型モデル「LCD-CF161XDB-M」は、HDMI(mini)とUSB Type-C端子を搭載しており、ディスプレイ出力に対応したUSB Type-C端子を持つパソコンとはUSB Type-Cケーブル1本で接続できる(図21)。スタンドは無段階で調整が可能で完全に折り畳め、持ち運びや収納に便利な専用ケースも付属する(図22)。PlayStation 4やNintendo Switchなどのゲーム機の動作も確認済みだ。

HDMI、USB Type-C両搭載の15.6型がお薦め
HDMI、USB Type-C両搭載の15.6型がお薦め
図20 最薄部約7mm、重さが730gと持ち運びに適した15.6型フルHD(1920×1080ドット)モバイルディスプレイ。HDMI(mini)端子とUSB Type-C端子を装備している
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図21 映像出力に対応したUSB Type-C端子を持つパソコンなら、ケーブル1本で映像と音声出力および給電ができる
図21 映像出力に対応したUSB Type-C端子を持つパソコンなら、ケーブル1本で映像と音声出力および給電ができる
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図22 スタンドを無段階で調整可能。使い終わったらスタンドを畳み省スペースで収納できる。持ち運びに便利なケースも付属
図22 スタンドを無段階で調整可能。使い終わったらスタンドを畳み省スペースで収納できる。持ち運びに便利なケースも付属
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 レノボ・ジャパンの「Think Vision M14t」のようにペン入力に対応した製品もある(図23)。ペンは4096段階で筆圧を検知し、快適なペン入力ができる。PDFなどに直接書き込みしたい人などは要注目だ(図24)。Think Vision M14tは、USB Type-C接続対応で、USB Type-Cケーブル1本でパソコンと接続可能。ディスプレイ本体にAC電源ケーブルを接続しておけば、USB Type-C接続したノートパソコンを充電できるなど、魅力的な機能を満載している。

タッチ、ペン入力に対応したものもある
タッチ、ペン入力に対応したものもある
図23 10点マルチタッチに対応し、指でもペンでも操作できる14型フルHD(1920×1080ドット)モバイルディスプレイ。USB Type-C端子を装備しており、ケーブル1本で映像出力対応のUSB Type-C搭載パソコンとつなげる
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図24 筆圧レベル4096段階のペンが付属しており、快適なペン入力が可能。スタンドは折り畳めるので、手元で書類にサインすることもできる
図24 筆圧レベル4096段階のペンが付属しており、快適なペン入力が可能。スタンドは折り畳めるので、手元で書類にサインすることもできる
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