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 アプリのように動作するスマートフォン向けのWebページを作るための仕組み。アプリストアからのインストールが不要で、Webブラウザーでアクセスする。オフラインでの動作やプッシュ通知の利用も可能だ。

 一見するとスマートフォンやタブレットのアプリのように動作するWebページが増えている。こうしたWebページを作るための仕組みが「PWA(プログレッシブ・ウェブ・アプリ)」で、米グーグルが中心となって積極的に推進している。

 スマホアプリのようなWebページは、HTML5.0などを使っても実現できるが、PWAではよりアプリに近い動作をさせられるのが特徴だ。例えば、Webブラウザーのキャッシュを利用して、オフラインで動作させることも可能。また、Webページから直接ショートカットアイコンをホーム画面に追加できるので、Webブラウザーのブックマーク機能を使う必要もない。アプリのようにプッシュ通知も利用可能だ。

 Webページの標準技術でスマホのカメラやマイク、生体認証なども利用できるため、PWAを使ったWebページでもこうした機能を使ったサービスが提供できる。いちいちアプリストアからインストールして、アプリ本体のプログラムを端末に保存する必要がないので、ストレージ容量が小さいスマホでも多くのサービスを利用できるメリットもある。

 開発者にとっては、PWAでサービスを提供すれば、AndroidやiOS向けに個別のアプリを作る必要はなく、Webページを作るだけで済む。また、アプリストアの審査も必要なく、アプリのようにアップデートを提供しなくてもいつでも最新状態のサービスを提供できる。ただし、iOSではセキュリティ確保の観点から、オフライン機能やプッシュ通知など、PWAの一部機能に制限がある。

タクシー配車サービスの「Uber」は、スマホアプリのほかPWA版サービスも提供。Webブラウザーでサービスにアクセスして利用する
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