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 分散型のWebサービスが主流となる次世代インターネットの概念。管理主体を持たず、ユーザー同士が分散的に情報やサービスを管理、運用する。透明性や弾力性の高いインターネット環境が実現すると考えられている。

 インターネットが登場した当初は、静的なホームページに掲載されている情報を閲覧するのが主な利用方法だった。その後、利用者の属性に合わせて動的にページを変化させたり、SNSなど双方向で情報をやり取りしたりする利用方法が主流になった。静的で一方向の情報伝達が主流の環境をWeb1.0、現在まで続く動的で双方向な環境をWeb2.0と呼ぶ。

 Web2.0までのサービスの多くは、サーバー型のプラットフォームでサービスが提供されている。この中央集権的な仕組みは、多くの利用者に対して効率良くサービスを提供できるメリットがある。一方で、人気サービスを提供する少数の企業が膨大な個人情報を管理することによる危険性や、プラットフォームが大きくなるほどサイバー攻撃を受けやすくなるセキュリティ面での課題を抱えている。

 Web3.0はこれに続く次世代のインターネット環境で、Web3とも呼ばれる。暗号資産に使われるブロックチェーンなどの分散型のフレームワークを基盤とすることで、中央の管理主体を置かずに、透明性とセキュリティの高いサービスが実現すると考えられている。こうしたサービスは、「DApps(Decentralized Applications、分散型アプリ)」と呼ばれ、DApps版のSNSやオンラインストレージなどの開発も進められている。

Web2.0では、サービスを提供する企業が利用者情報を管理しており、その運用は企業任せになる。Web3.0ではブロックチェーンなど分散型のプラットフォームを基盤とし、利用者がデータを分散管理する
Web2.0では、サービスを提供する企業が利用者情報を管理しており、その運用は企業任せになる。Web3.0ではブロックチェーンなど分散型のプラットフォームを基盤とし、利用者がデータを分散管理する
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