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 スマートフォンやパソコンを使って、受け取る年金の金額を試算できるWebサービス。今後の年収や就労完了年齢、受給開始年齢に合わせて、将来の年金受取額がどう変化するのかを簡便に試算できる。

 厚生労働省は2022年4月、自分が将来受け取る年金額を試算できるWebサービスとして「公的年金シミュレーター」(https://nenkin-shisan.mhlw.go.jp/)の試験運用を開始した。国民年金や厚生年金のこれまでの加入実績と、今後の年収見込み額などの項目を入力して年金額を試算する。毎年被保険者の誕生月に送られてくる「ねんきん定期便」とも連動している。ねんきん定期便に記載されているQRコードを読み込むと、生年月日などの必要事項やこれまでの加入実績が自動入力され、より手軽に試算できる。

「今後の年収」「就労完了年齢」「受給開始年齢」の項目を変化させると、試算結果もそれに連動する
「今後の年収」「就労完了年齢」「受給開始年齢」の項目を変化させると、試算結果もそれに連動する
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 年金受給額の主な変動要素となる「今後の年収」「就労完了年齢」「受給開始年齢」の3項目は、画面のスライドバーで簡単に変更でき、それぞれの数値が上下することによって受給額がどう変化するのかが即座にグラフに反映される。また、試算結果はCSV形式のファイルでダウンロードできる。このCSVファイルは表計算ソフトを使って自分で活用できるほか、民間事業者のアプリなどに取り込むことも見据えているという。

 公的年金シミュレーターは会員登録やID・パスワードなしで利用できる。またWebサイトを離れると入力データは自動消去される。なお、このサービスで試算できる年金額はあくまで目安だ。入力項目では細かい収入の変動は反映できず、「未納分がある人が追納した場合」といった複雑な条件も入力できない。日本年金機構の「ねんきんネット」(https://www.nenkin.go.jp/n_net/)では、ユーザー登録が必要になるものの、より複雑な条件による年金額を試算できる。