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 携帯型のディスプレイ。ノートパソコンに接続すると、外出先でもマルチディスプレイ環境を実現できる。2万~4万円程度で購入でき、リビングのテーブルなどでも設置しやすいため、在宅ワークでの需要も高まっている。

 ノートパソコンでも外付けディスプレイを接続して利用する機会が増えている。このマルチディスプレイ環境を外出先でも実現できるのがモバイルディスプレイだ。大型のタブレットのような外観をしている携帯用のディスプレイで、バッテリーを内蔵する製品ではコンセントが使えない場所でも使用できる。

 モバイルディスプレイで一般的なのが、15.6型で解像度がフルHDの製品で、実勢価格は2万~4万円程度。しかし、中には4K解像度のものやタッチ操作に対応したもの、17型以上の大画面タイプ、2画面増設できる製品などもある。

 例えば、2画面の増設に対応したJAPANNEXTの「Tri-Screen」シリーズは、2つの画面を折り畳んで持ち運び、開くとノートパソコンの画面の両脇にディスプレイを設置できるようになる。ノートパソコンの画面と合わせて、簡単に3画面のマルチディスプレイ環境を構築できるのが特徴だ。13.3型タイプの実勢価格は約5万円となる。

ノート型パソコンの左右に2つの画面を拡張できるJAPANNEXTの「Tri-Screen」シリーズ。映像入力はmini HDMIとUSB Type-Cに対応する
ノート型パソコンの左右に2つの画面を拡張できるJAPANNEXTの「Tri-Screen」シリーズ。映像入力はmini HDMIとUSB Type-Cに対応する
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 モバイルディスプレイが登場した背景にはUSB Type-Cの普及が影響している。USB Type-Cでは、USB PD(Power Delivery)やDisplayPort Alt Modeといったオプション規格が用意されており、対応製品では電力や映像信号をまとめて送信できる。パソコンとディスプレイの両方がこうしたオプション規格に対応していれば、USB Type-Cケーブル1本で接続するだけで外出先でも手軽にマルチディスプレイ環境を構築できる。

 スピーカー内蔵でHDMIの映像入力を持つモバイルディスプレイなら、家庭用ゲーム機や家電製品の映像表示用としても利用できる。もちろんコロナ禍の中、在宅ワーク時のセカンドディスプレイとしての需要も高い。リビングのテーブルなどスペースが限られた場所でも、モバイルディスプレイなら据え置き型と違い設置しやすい。