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 スマートフォンのアプリでデビットカードを利用できるサービス。短時間で発行可能で、アプリ上で利用明細の確認や限度額の設定がきる。スマホのNFC(近距離無線通信)機能を使ってタッチ決済ができるサービスもある。

 スマートフォンのアプリ上に表示した仮想カードをデビットカードとして利用できるサービス。デビットカードは主に銀行が発行し、クレジットカード同様にカードの番号や本人確認情報を使ってキャッシュレスで支払いができる。クレジットカードの場合、利用者が実際の代金を後日支払うが、デビットカードは銀行口座とひも付いているため、利用金額が即座に口座残高から差し引かれる。

 デビットカードでは、口座残高が不足する場合は決済ができない。そのためクレジットカードのような貸し倒れが発生するリスクが基本的にない。また、本人確認済みの口座とひも付けて発行されるため、クレジットカードよりも審査のハードルが低い。

 スマホデビットの場合、物理的なカードのやり取りがないため、銀行口座が開設済みであれば、申し込み即日にデビットカードを利用できるようになる銀行もある。アプリでは、利用履歴や利用限度額の設定を管理できる。デビットカードの利用があると通知が届くアプリもあり、使い過ぎや不正利用に対応しやすい。

 物理カードの認証用としてデビットカードに搭載するICチップは、現在世界的な半導体不足の影響を受けて在庫が減少している。そのため、物理カードの発行を一時停止している銀行もある。こうした事情もスマホデビットの利用拡大を後押ししそうだ。

2022年3月にスマホデビットの発行を開始した住信SBIネット銀行。口座を新規開設する利用者には、口座開設後、アプリからスマホデビットを即時発行する(出所:住信SBIネット銀行のWebページ)
2022年3月にスマホデビットの発行を開始した住信SBIネット銀行。口座を新規開設する利用者には、口座開設後、アプリからスマホデビットを即時発行する(出所:住信SBIネット銀行のWebページ)
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