全903文字
PR

 5Gのモバイルデータ通信を使ってインターネットに接続するWi-Fiルーター。光回線などを利用する場合に必要な工事が不要で、手軽に設置できる。設置場所の自由度が高く、引っ越しや部屋の模様替えなどにも対応しやすい。

 モバイルデータ通信を利用した家庭向けのインターネット接続サービスが増えている。光回線サービスなどの固定回線と異なり宅内工事の必要がなく、専用のホームルーターを設置すれば、すぐにインターネットを利用できるようになる。

 ルーターを固定回線に接続しなくて済むので、設置の自由度も高い。コンセントがある場所ならどこにでも設置でき、部屋の模様替えなどにも対応しやすい。

 すでに4G回線を利用したソフトバンクの「Softbank Air」、「WiMAX 2+」を使ったKDDIとUQコミュニケーションズのサービスが提供されているが、NTTドコモも同様のサービス開始を発表した。NTTドコモのサービス名は「home 5G」で、その名前の通り5G回線を利用できるのが特徴。5Gに対応したホームルーター「home 5G HR01」と組み合わせて利用する。サービスの提供開始は8月下旬を予定している。

NTTドコモの携帯回線を使ってインターネットに接続するルーター「home 5G HR01」。月額4950円でデータ量の制限なく利用できる
NTTドコモの携帯回線を使ってインターネットに接続するルーター「home 5G HR01」。月額4950円でデータ量の制限なく利用できる
[画像のクリックで拡大表示]

 気になる通信速度だが、モバイルデータ通信といっても光回線と同等と考えてよい。インターネットの使い勝手の大部分は受信側(下り側)の通信速度に左右される。光回線サービスの最大通信速度は下り1Gbpsが主流なのに対し、モバイルデータ通信は、規格上は4Gで1.7Gbps、5Gで4.2Gbpsとなる。もちろん、実効速度については利用状況によって左右され、規格値よりも低くなるのが一般的だが、それは光回線も変わらない。

 モバイルデータ通信を利用するホームルーターは、通信プランに毎月のデータ量の上限がないのも特徴。WiMAX 2+のように3日間で10GB(または15GB)を超えると一時的に速度が制限される場合もあるが、それでもスマホのテザリング機能と違いデータ使用量をそれほど気にしなくてよい。また、ホームルーター本体には有線接続用のLAN端子があるので、デスクトップパソコンやテレビなどへの有線接続にも対応しやすい。