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 WindowsとiPhoneのデータやファイルの同期に「iTunes」を使うのは面倒。WindowsパソコンをiPhoneともっと手軽に連携させる方法を紹介しよう。

選択肢が増えてきたWindowsとiPhone連携の仕組み

 iPhoneやiPadをパソコンと同期させるには、クラウドサービスを経由する方法が手軽だ。以前から一般的な方法なので、利用しているユーザーは多いだろう。アップル製端末はアップルが運営するクラウドサービス「iCloud」に標準対応している。Windowsパソコンをこの中に加えるには、アップルから提供されているWindows用「iCloud」をインストールして、パソコンもiCloudと同期できるようにする方法がある(図1)。また、グーグルやマイクロソフトなどの他社が提供するクラウドサービスを利用してもよいだろう。iPhoneやiPadは他社製クラウドサービスにも対応しているので、パソコンでメインにしているクラウドサービスを利用することにより、パソコン側に新たなアプリや設定を追加することなくiPhoneやiPadとの連携が可能だ。

図1 「iCloud」はWindowsパソコンとiPhone、iPadを連携する際の基本。Windows標準アプリとの同期や「iCloud」を介した共有が可能だ
図1 「iCloud」はWindowsパソコンとiPhone、iPadを連携する際の基本。Windows標準アプリとの同期や「iCloud」を介した共有が可能だ
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 また、自社製Windowsパソコン向けに、独自開発したiPhoneやiPadとの連携アプリを搭載するメーカーも登場してきた(図2)。これらのアプリとクラウドサービスを併用すると、iPhoneやiPadとの連携がさらに強化されるはずだ。

図2 独自アプリを搭載して、iPhoneやiPadとの同期を実現するWindowsパソコンも登場している。画面はデル製パソコンの「Dell Mobile Connect」(左)と、富士通製パソコンの「sMedioスマホデータ転送」(右)
図2 独自アプリを搭載して、iPhoneやiPadとの同期を実現するWindowsパソコンも登場している。画面はデル製パソコンの「Dell Mobile Connect」(左)と、富士通製パソコンの「sMedioスマホデータ転送」(右)
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まずはWindows用「iCloud」を押さえておこう

 iCloudは「Microsoft Store」からインストールする(図3)。Windows 7/8向けには別途アップルのWebサイトにインストーラーが提供されている。インストール後、パソコンを再起動するとiCloudが自動的に起動して画面右下のタスクトレイに常駐する。見つからない場合はスタートメニューから起動しよう。

図3 マイクロソフトがWindowsパソコン向けに提供しているアプリストア「Microsoft Store」を使うと、簡単にiCloudをインストールできる
図3 マイクロソフトがWindowsパソコン向けに提供しているアプリストア「Microsoft Store」を使うと、簡単にiCloudをインストールできる
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 過去にiCloudのインストーラー版を使用したことのあるユーザーは、アップル製アプリの更新を独自に管理する「Apple Software Update」というアプリがあったことを覚えているかもしれない。ストアアプリ版はこれがなく、Microsoft Storeでアップデートを管理できてシンプルだ。

「iCloud Drive」と「写真」を有効に

 iCloudをインストールしたら、タスクトレイからiCloudを開き、iPhoneで使用している「Apple ID」でサインイン。iCloudの画面で使いたいサービスをオンにしよう(図4)。お薦めなのは「iCloud Drive」と「写真」だ。iCloud Driveはクラウドストレージサービスで無料のプランでは5GBまでだが、iPhoneとの連携で活躍する機能だ。「写真」はiCloud特有のサービスなので特にお薦めしたい。写真には2つのオプション「iCloud写真」「共有アルバム」がある。前者は、写真ライブラリーをiCloudにアップロードする機能で、ストレージにその分の容量を必要とする。後者は、ストレージの容量に関係なく使える。

図4 Windowsパソコンでは「iCloud Drive」と「写真」が、iCloudの独自機能としてお薦め。それ以外はほかのアプリなどで代用する方が使いやすい
図4 Windowsパソコンでは「iCloud Drive」と「写真」が、iCloudの独自機能としてお薦め。それ以外はほかのアプリなどで代用する方が使いやすい
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