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 パソコンを使ってiPhoneやiPadの内部にアクセスしてみよう。トラブルシューティングや、端末をさらに便利に使うためのテクニックを紹介する。

パスコードを忘れてもパソコンがあれば大丈夫

 iPhoneには指紋認証(Touch ID)や顔認証(Face ID)といった仕組みが搭載され、以前よりもパスコードを入力する機会は減った。しかし、それらの認証に失敗した場合や、iPhoneを再起動した直後にはパスコードが必要になる。パスコードを5回連続で間違えて入力すると「ロックアウト」状態になり、再入力できるようになるまでに1分待たなければならなくなる。認証失敗を続けると待ち時間は5分、15分、1時間と延びていく。思い出せそうになければ「リカバリーモード」にすることでパスコードを消去し再設定するとよいだろう(図6)。ただし、iPhoneを完全に初期化することになるため、バックアップがなければ元には戻せない点に注意しておこう。なお、初期化するだけなら自分のパソコンでなくてもよい。

図6 iPhoneの電源を切り、各モデルに合わせた方法でリカバリーモードにする。パソコンのiTunesに表示されるダイアログで「アップデート」をクリックし、画面の指示に従って初期化または復元しよう
図6 iPhoneの電源を切り、各モデルに合わせた方法でリカバリーモードにする。パソコンのiTunesに表示されるダイアログで「アップデート」をクリックし、画面の指示に従って初期化または復元しよう
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 iPhoneをリカバリーモードにするにはパソコンとのケーブル接続が必須となる。パソコンではiTunesを起動しておき、iPhoneの電源を切った状態からスタートする。手順は表にある通り。リカバリーモードになったiPhoneをパソコンが認識すると、その旨のダイアログが表示されるので、「アップデート」または「復元」をクリックして先に進もう。前者はOSが最新版にアップデートされて復元されるが、後者はそのまま復元される。初期化後は「アクティベーションロック」がかかっているため、Apple IDを使って認証を受ける必要がある。その後、画面に従って進めていくとパスコードを再設定できるようになる。

iTunesで好きな曲をiPhoneの着信メロディーにしよう

 自分の好きな曲をiPhoneの着信メロディーにするための専用アプリは以前から多く存在する。iPhone単体でも可能だが、パソコンを使えばiTunesの機能で実現できる(図7)。スムーズに繰り返し再生されるように微調整するのも簡単だ。手順は若干複雑だが、パソコンを使い慣れているユーザーには難しくないだろう。

図7 パソコンのiTunesで「曲の情報」を開き、着信メロディーにする部分を「開始」「停止」で指定。その曲を上の手順で変換すると、指定した部分だけが書き出せる。このファイルを取り出し、拡張子を「m4r」に変更してiPhoneに登録しよう
図7 パソコンのiTunesで「曲の情報」を開き、着信メロディーにする部分を「開始」「停止」で指定。その曲を上の手順で変換すると、指定した部分だけが書き出せる。このファイルを取り出し、拡張子を「m4r」に変更してiPhoneに登録しよう
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 まず、iTunesで着信メロディーにしたい曲の情報画面を表示しよう。「オプション」で着信メロディーとして使う部分を「開始」「停止」で指定する。最大40秒だ。これを「AACバージョン」に変換すると、指定した部分だけの曲になる。ただし、さらにひと手間必要で、ファイルの拡張子を着信メロディーを示す「m4r」に変更しなければならない。図ではデスクトップのフォルダーにドラッグ・アンド・ドロップしてから変えている。拡張子変更後、iTunes経由でiPhoneに転送すると、iPhoneの「設定」→「サウンド」とタップした画面で指定できるようになる。