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 ドイツVolkswagen(フォルクスワーゲン、VW)の電気自動車(EV)「ID.3」の駆動を担うインバーター、減速機(ギアボックス)、モーターが一体となった電動アクスルの中からモーターを観察していく。

モーターと減速機を分解したところ
モーターと減速機を分解したところ
(写真:日経クロステック)
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4ブロックに分かれたローター

 モーターは永久磁石式同期モーターだった。外周にあるステーター(固定子)に巻かれたコイルに交流を流すことで、内部の磁界を変化させ、内側にある永久磁石が組み込まれたローター(回転子)を回す構造である。ケースはアルミニウム(Al)合金の鋳造品で、内部に空洞があった。ここに水を流し、水冷する構造である。この冷却は、他社のEVでも採用されている一般的な形態だ。

モーターの側面ケースを外したところ
モーターの側面ケースを外したところ
ケースの外周部分に冷却水用の溝が見える。(写真:日経クロステック)
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 モーターの回転角を検出するレゾルバは出力軸とは反対側に設置されていた。これもオーソドックスな作りである。

レゾルバ搭載位置
レゾルバ搭載位置
製造は米TE Connectivity(TEコネクティビティー)だった。(写真:日経クロステック)
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