全1047文字
PR

 ドイツVolkswagen(フォルクスワーゲン、VW)の「ID.3」は新たに、「E3」と呼ぶE/E(電気/電子)アーキテクチャーを採用した。その中核となるのが、「ICAS(In-Car Application Server) 1~3」と名付けた3つの高性能コンピューターである。ICAS1は車両制御コンピューター、ICAS2は自動運転用コンピューター、ICAS3はディスプレーやヒューマン・マシン・インターフェースをつかさどるコンピューターである。ICAS2はまだ実装されていないという。

 では、ICAS1とICAS3はどんなものなのか。日経クロステックID.3分解班は、ID.3の中から、ICAS1とICAS3の発見を試みた。どのECU(電子制御ユニット)がこれらであるかは、すぐに判明した。ECUのケースに貼られていたラベルに、ICAS1とICAS3という文字が書いてあったからだ。搭載位置は、助手席側のグローブボックスとダッシュボードの間の空間である(図1)。同じ鉄製のフレームの中に背中合わせで設置されていた。

図1 ICAS1とICAS3の搭載位置
図1 ICAS1とICAS3の搭載位置
ダッシュボードとグローブボックスの間にあるフレームに固定されていた(写真:日経クロステック)
[画像のクリックで拡大表示]