DX(デジタルトランスフォーメーション)に向けて、クラウド活用を推進する専任組織CCoE(クラウド・センター・オブ・エクセレンス、Cloud Center of Excellence)を社内に組織する企業が増えています。本書はCCoEの先駆者たちの豊富な証言を交えながら、CCoEの組織や運用、よくぶつかる課題やその解決に向けた数々の方策などをまとめました。
クラウド活用と一言でいっても、その道のりは平たんではありません。いざ取り組もうとすると、さまざまな障壁(縦割り組織、抵抗勢力、人材不足、ゴール設定……)にぶつかります。既にCCoEを運用している先進企業の事例や担当者の生々しい証言を交えて、障壁を乗り越えて先に進むために必要なノウハウを本書に詰めこみました。
先進事例に登場するのは以下の企業です。
- 大日本印刷
- NTTドコモ
- KDDI
- 富士フイルムビジネスイノベーション
- みずほフィナンシャルグループ
- ビジョナル
本書ではそもそもCCoEとは何か、どのように立ち上げたらいいのかという基本から、クラウド活用をより広めるための課題の解決方法といった発展まで、先進企業の実例を交えて、わかりやすく、具体的に説明します。

著者●黒須義一、酒井真弓、遠山陽介、伊藤利樹、饒村吉晴/定価●2420円(税込み)/発行●日経BP/判型●A5判220ページ/ISBN 978-4ー296ー07015ー2