業務のデジタル化、デジタルトランスフォーメーション(DX)を進めるに当たって何が最重要か。それは「データ」です。ビジネスの最前線で絶えず生み出されるデータの活用・分析によって、次のアクションを考え、さらなる業務変革へとつなげていきます。その変革の源であるデータを取り扱うデータ基盤、その中核を担うデータベース(DB)の役割はますます重要になっています。
一方、情報システムの観点からみると、DXはDBに対して従来のシステムには求められてこなかった特性を要求します。クラウドサービスの利用が不可欠となり、DB構築に対する考え方も以前とは異なります。
本書は、こうした変化を前提に、DBのモデリングや構築などのコンサルティングに多数の実績を持ち、最先端の知見を有する現役のエンジニアが、DXにおけるDB構築のポイント、最新のDBサービスの使いこなしについて解説します。取り上げるDBサービスは、
- Amazon Aurora
- Azure SQL Database Hyperscale
- Amazon Redshift
- Azure Synapse Analytics
- Google BigQuery
- Oracle Autonomous Data Warehouse Cloud
- Amazon DynamoDB
- Azure Cosmos DB
など、多岐にわたります。これからのデータ基盤構築の勘所を身に付けるための必読書です。
目次
- 第1章 DXの要、変わるデータ基盤
- 第2章 実践、データ基盤構築
- 第3章 NoSQLデータベース
著者●川上明久、小泉篤史、青木武士、松永守峰、夏目裕一、村山満、瀬川史彰、横山浩章、中山卓哉/定価●2750円(10%税込み)/発行●日経BP/判型●B5変144ページ/発行日●2022年2月21日/ISBN 978-4-296-11193-0