「Books」は技術書からノンフィクション、ビジネス書までさまざまなジャンルの注目書籍を紹介するコラムです。日経クロステックの読者に関係する書籍の紹介や、著者などのインタビュー、本文中で描き切れなかったエピソード、内容の解説などの多様な記事を掲載します。

Books
目次
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グラフを描けば一目瞭然、常識を疑い部品統合のヒントを得る
無駄な部品をなくせ~もう1つの部品数削減活動(12)
部品数削減の特徴的な、面白い事例を紹介したいと思います。産業車両の代表であるフォークリフトでは、荷役動作を油圧で制御するためのコントロールバルブが使われています。顧客のニーズが多様化するのにつれ、どんどん種類が増えてしまいました。
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「固定+変動」で部品を整理、4素材から20種を造る
無駄な部品をなくせ~もう1つの部品数削減活動(11)
調達先に運用を任せきりで90種にも膨らんでいた「コンパニオンフランジ」という部品。我々は「バラエティ・リダクション・プログラム(VRP)」のテクニックの1つ、「固定」+「変動」を適用することにしました。
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最低限の部品数で最大限の利益を確保する「VRP」とは?
無駄な部品をなくせ~もう1つの部品数削減活動(10)
古巣の資材部門のメンバーから「コンパニオンフランジ」のという部品の現状の調達状況は90種と多岐にわたり、カオス状態になっているため何とかしたいという相談を受けました。そこで私は「バラエティ・リダクション・プログラム(Variety Reduction Program、VRP)」の活用を考えました。
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ローコード開発の定番「Power Platform」、エンジニアが使ってみた
「誰でもアプリを開発できる」をうたい文句に紹介されている「ローコード開発ツール」。その代表格の一つである米マイクロソフトの「Power Platform」を、システム開発のプロはどう評価したか。
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旧態システムを内製ソフトで“開放”、資材発注部品を自在に管理
無駄な部品をなくせ~もう1つの部品数削減活動(9)
今回は、部品数削減に直接寄与したわけではないが、大きな武器となった情報システムについて述べておく。当時、筆者が所属していた会社の情報システムはかなり遅れていた。そこで筆者は、パソコンに比較的明るかったメンバーに徹底的に勉強してもらい、プログラム開発を命じた。
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第三者調査で判明した「感度の鈍さ」~みずほシステム障害21年夏
『ポストモーテム みずほ銀行システム障害 事後検証報告』より[5]
2021年2月以降に続発したシステム障害を踏まえて、みずほフィナンシャルグループ(FG)は同年6月15日に、第三者委員会による調査報告書を発表した。みずほ銀行の行内における実態が明らかになった。
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「類似部品検索ファイル」に意外な効果、若手が喜び「出る」推進
無駄な部品をなくせ~もう1つの部品数削減活動(8)
前回までで、近似部品、重複部品の発生を防ぐために「類似部品検索ファイル」を整備したが、社内では賛否両論があった。設計部門の課長級の人たちは「仕事にならない。社長に言ってくださいよ」と、ぼやくばかり。対照的に、若手の設計者たちは喜々として「このファイルは面白い。勉強になる」と言った。
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くせ者「多品一葉図面」、現場の便利が重複部品の温床に
無駄な部品をなくせ~もう1つの部品数削減活動(7)
この連載では、部品が増える原因として、部品番号の付け方と採番台帳の管理の仕方について、問題点を明らかにしました。実は、もう一つ、設計の現場にはくせ者が潜んでいます。「多品一葉図面」です。
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本の通りにすれば動く『さわって学べるPower Platform ローコードアプリ開発ガイド』
マイクロソフトのローコード開発ツール「Power Platform」。本書では「備品予約システム」を題材に、Power Apps、Power Automate、Power BIを組み合わせて、実際に動くものを作ります。さらに、Microsoft Teamsとの連携も図ります。
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謝罪会見から2日後に再びトラブル~みずほシステム障害21年3月
『ポストモーテム みずほ銀行システム障害 事後検証報告』より[4]
日経コンピュータによる書籍『ポストモーテム みずほ銀行システム障害 事後検証報告』(日経BP)からの抜粋。みずほ銀行はATMトラブルが発生した翌日の2021年3月1日に記者会見を開き、頭取が謝罪した。その2日後の3月3日、またしてもシステム障害が発生した。
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部品増招くワケなし部番、命名ルールと管理手法が諸悪の根源
無駄な部品をなくせ~もう1つの部品数削減活動(6)
本連載では、佐藤嘉彦氏が開発した比較分析法「テアダウン(Tear Down)」を現場で実践しながら、長年交流を深めてきた盟友である坂本幸一氏が部品数削減活動の体験談を明かす。第6回は、新規部品が増える真の原因を探る。
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無駄部品をあぶり出す「なんだっぺ?コール作戦」
無駄な部品をなくせ~もう1つの部品数削減活動(5)
部品数削減のための「『入り』を制して『出る』を促す」戦略を具体的にみていく。筆者が試して効果があったのが「なんだっぺ?コール作戦」である。
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30分で作られた「部品共通化推進室」で私が最初にしたこと
無駄な部品をなくせ~もう1つの部品数削減活動(4)
筆者は、VE(バリュー・エンジニアリング)の国際資格を持ち、所属した産業車両・建設車両メーカーでは資格を生かし、当時はVE推進部長として働いていました。そんなとき、親会社から新しく超ど級のワンマン社長が赴任。新社長は「部品点数が多すぎる。削減しろ」と号令を掛けました。
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ネットで事態を知る頭取、顧客は足止め~みずほシステム障害21年2月
『ポストモーテム みずほ銀行システム障害 事後検証報告』より[3]
日経コンピュータによる書籍『ポストモーテム みずほ銀行システム障害 事後検証報告』(日経BP)からの抜粋。2021年2月28日午後、みずほ銀行の頭取はインターネットのニュースを見て、朝から自行のATMでトラブルが発生している事実を初めて知る。
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「医師・患者・障がい者」の当事者視点をすべて同時に持つ著者
『患者+医師だからこそ見えた デジタル医療 現在の実力と未来』から[特別寄稿]
書籍『患者+医師だからこそ見えた デジタル医療 現在の実力と未来』は、デジタル医療の最前線を知るのにふさわしい1冊です。実はこの書籍の筆者である髙尾洋之医師は、ギラン・バレー症候群に冒され、今も闘病中です。(技術メディアユニットクロスメディア編集部)
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医療アプリはコロナ禍の感染予防対策に貢献できたのか?
『患者+医師だからこそ見えた デジタル医療 現在の実力と未来』から[2]
国産のデジタル医療製品にはどのようなものがあり、世界的に見て、どの程度の実力なのでしょうか。それを最もよく知る人物の1人が、東京慈恵会医科大学の髙尾洋之医師です。数々の医療用製品の開発をけん引し、デジタル医療分野のリーダーとして活躍しています。
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4000人以上がATM前で立ち往生~みずほシステム障害21年2月
『ポストモーテム みずほ銀行システム障害 事後検証報告』より[2]
2021年2月からの12カ月間に11回ものシステム障害を発生させたみずほ銀行。その最初となった2021年2月28日の障害を振り返る。時間が過ぎるにつれて通帳やカードをATMに取り込まれて立ち往生する顧客が増えていった。
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オンライン診療はコロナ禍の「診療控え」に対応できたのか?
『患者+医師だからこそ見えた デジタル医療 現在の実力と未来』から[1]
日本のデジタル医療市場は成長を続けています。世界に目を向ければ、さらに巨大な市場が広がっています。では、国産のデジタル医療製品にはどのようなものがあり、世界的に見て、どの程度の実力なのでしょうか。それを最もよく知る人物の1人が、東京慈恵会医科大学の髙尾洋之医師です。
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ATMにカード吸い込まれて戻らず~みずほシステム障害21年2月
『ポストモーテム みずほ銀行システム障害 事後検証報告』より[1]
日経コンピュータによる書籍『ポストモーテム みずほ銀行システム障害 事後検証報告』(日経BP)が発売された。2021年2月からの12カ月間に11回ものシステム障害を発生させたみずほ銀行。一連の障害の原因や背景を、日経コンピュータが全力で検証した書籍だ。本書の第1章の抜粋を掲載する。
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先端「デジタル医療」を当事者の声で知る『患者+医師だからこそ見えた デジタル医療 現在の実力と未来』
日本のデジタル医療市場は成長を続けています。世界に目を向ければ、さらに巨大な市場が広がっています。では、国産のデジタル医療製品にはどのようなものがあり、世界的に見て、どの程度の実力なのでしょうか。本書の著者である髙尾洋之医師は、それを最もよく知る人物の1人です。
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