企業と消費者の関係はデジタル技術によって大きく変わっている。自社のコンセプトや商品を消費者に直接届け、購買体験の革新を目指すビジネスモデル「D2C」(ダイレクト・ツー・コンシューマー)を採用するケースが増えてきた。D2Cの実現には技術が欠かせないため、エンジニア視点からもそのトレンドを知っておきたい。本特集ではD2Cの特徴、それを実現するデジタル技術やサービス、ビジネス設計・システム設計時の注意点などを事例を交えつつ解説する。

エンジニアのためのD2C徹底解説
目次
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サブスクの新しい形「SaaS Plus a Box」とは?海外最新D2C事情
顧客と直接的な接点を持ちつつ商品を販売するビジネスモデル、D2C。オンライン主流の購買体験を補強するため、ARなどの最新技術を活用する事例と、サブスクリプションサービスと買い切りの商品を組み合わせた「SaaS Plus a Box」事例を紹介する。
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AI・ARでECサイトがリアル店舗に近づく、国内D2C最新事情
数あるD2C(ダイレクト・ツー・コンシューマー)サービスの中から、AI(人工知能)やAR(拡張現実)といった先端技術の活用や、動画などの独自コンテンツを使ったマーケティングに特徴のある事例を紹介する。
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「顧客が分からない」「売り上げが伸びない」、D2Cの課題を乗り越える8つの対策
D2Cサービスを立ち上げた企業は「顧客が分からない」「売り上げが伸びない」など様々な課題にぶつかる。課題を乗り越えるには自社のD2Cサービスの成熟度合いに応じて、8つの手立てを打つ必要がある。
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「立ち上げて終わり」ではない、D2Cがうまくいかない理由4選
思ったより市場規模が小さい、顧客のニーズを捉えるのが難しいなど、D2Cサービスを立ち上げたのはいいものの、壁にぶつかる企業は多い。よくあるD2Cの課題を4点に分類して見ていこう。
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サイト構築だけで済まないD2C立ち上げ、業務上の注意点3つをチェック
企業が新たにEコマースのD2Cビジネスを立ち上げる際、「ECサイトの構築以外」に準備しておくべきシステム上または業務上のポイントを解説する。
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SaaSかパッケージか、D2C立ち上げ時のシステム構築の勘所
ビジネス部門から「新たにD2Cビジネスを立ち上げたい」と要望があったとき、情報システム部門はどう対応すればよいのだろう。主にSaaSを活用したD2C向けのシステム構築の手法について解説する。
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D2Cサービス改善に必須の「データドリブンなPoC」4段階の手順を知る
D2C(ダイレクト・ツー・コンシューマー)はデジタル技術を用いて、従来の企業と消費者の関係性や商品の売り方を変革するビジネスモデルである。今回は企業がD2Cを採用する際、ビジネス設計に必要な手順を紹介する。
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D2Cビジネスの設計は4ステップ、顧客体験の検証でサービス形態を導き出す
D2C(ダイレクト・ツー・コンシューマー)はデジタル技術を用いて、従来の企業と消費者の関係性や商品の売り方を大きく変えていくビジネスモデル。今回は企業が自社の商品・サービスの販売形態としてD2Cを採用する際のビジネス設計の考え方を解説する。
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D2Cビジネスモデルを3つに整理、商材ごとに最適解は異なる
デジタルの力を使って顧客の購買プロセス、購買経験の変革を目指すD2C(ダイレクト・ツー・コンシューマー)のビジネスモデルを3系統に整理して解説する。企業が「顧客の購買プロセスに関与する度合い」「顧客ごとの商品最適化の有無」がポイントだ。
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デジタル技術で激変する商品マーケティング、2つの枠組みで理解しよう
デジタルの力を使って顧客の購買経験を変革するビジネスモデル、D2C(ダイレクト・ツー・コンシューマー)。D2Cで購買プロセスに対する企業の関与は従来とどう変わるのか、古典的なマーケティングのフレームワークをベースに解説する。
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買い物テック「D2C」、先行する米国と日本の違いを3段階で詳解
デジタルの力を使って顧客の購買経験の変革を目指す「D2C」について、先行する米国と日本の状況を比較。日本におけるD2C展開のポイント3点を解説する。
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技術で起こす買い物DX、「D2C」の本質を理解する3つのポイント
企業と消費者の関係がデジタル技術によって大きく変わりつつある。自社のコンセプトや商品を直接届けるD2C(ダイレクト・ツー・コンシューマー)のビジネスモデルもその1つだ。ここでは米国でのD2Cの先行事例を見つつ、その本質を3点に分けて解説する。