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 IT部門の業務負担が多すぎて、新しい案件になかなか着手できず、デジタルトランスフォーメーション(DX)が一向に進まない――。そんな会社は少なくない。

 こうした課題に、日清食品ホールディングス・執行役員CIO(最高情報責任者)を2021年3月末まで務め、同社のDXをけん引してきた喜多羅滋夫氏はどう取り組んでいたのか。「IT部門が既存システムの運用に追われて、なかなか新しい案件に対応できない。どのように対応すればいいのだろうか」と尋ねた。

 最初の一歩は、業務の可視化。無駄な仕事をしていないかどうかを把握するために、細かな業務を含めてすべてを棚卸ししてみる。小さな仕事の積み重ねが、業務負担を大きくしている事実を把握しよう。

喜多羅株式会社 Chief Evangelist(元・日清食品ホールディングス 執行役員CIO)の喜多羅滋夫氏
喜多羅株式会社 Chief Evangelist(元・日清食品ホールディングス 執行役員CIO)の喜多羅滋夫氏
(撮影:村田 和聡)
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Chapter6の要点

  • 少数のIT部門にとっては大きな課題
  • まずはサービスリストを洗い出して可視化しよう
  • 「たかが…」の仕事にかかっている時間を計る
  • 「当たり前と思われていることが当たり前ではない」を具体例で示す
  • 業務を可視化して経営陣や他部門とキャッチボールを
  • IT部門の業務負担や直面している課題、その事実を繰り返し伝えよう