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 AI(人工知能)への関心、期待は高まる一方だ。デジタルトランスフォーメーション(DX)の打ち手の1つとしても、注目を浴びる。とはいえ、AI活用で成果を上げることは難しい。

 AI活用で成果を上げるための注意点とは――。日清食品ホールディングス・執行役員CIO(最高情報責任者)を2021年3月末まで務め、同社のDXをけん引してきた喜多羅滋夫氏は、このテーマにどう取り組んでいたのか。

 学生時代からおよそ30年間、AIと向き合ってきた喜多羅氏。現時点で、AI活用が有効なのは、「データ分析」と「人間がやらなくてよい仕事の置き換え」と言う。

 とはいえ、AIツールを導入すればすぐに成果が上がるわけではない。AI導入では、事業・業務を深く理解する社員がPDCA(計画・実行・評価・改善)を繰り返すことが大切だと指摘する。さらに、「人間がやらなくてもよい仕事は何か」を見極め、AIで置き換えていくことの重要性を説く。

喜多羅株式会社 Chief Evangelist(元・日清食品ホールディングス 執行役員CIO)の喜多羅滋夫氏
喜多羅株式会社 Chief Evangelist(元・日清食品ホールディングス 執行役員CIO)の喜多羅滋夫氏
(撮影:村田 和聡)
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Chapter8の要点
  • AI活用が有効なのは「データ分析」と「人間がやらなくてよい仕事の置き換え」
  • 分析対象となるデータが整っているかどうかを把握する
  • 事業や業務を深く理解している社員がPDCAを繰り返すことが大切
  • 社内問い合わせなどの業務はチャットボットに任せよう
  • 「人間がやらなくてもよい仕事は何か」を見極める