全491文字
PR

 「データの収集・分析」は、デジタルトランスフォーメーション(DX)関連技術・ソリューション25項目のうち、重視度ランキングで第3位――。日経BP 総合研究所 イノベーションICTラボによる独自調査「デジタル化実態調査(DXサーベイ)2020年版」の結果である。注目度の高いデータ活用だが、成果を上げることは容易ではない。

 データ活用で成果を上げるための勘所とは何か。日清食品ホールディングス・執行役員CIO(最高情報責任者)を2021年3月末まで務め、同社でDXをけん引してきた喜多羅滋夫氏は、このテーマについて、ITと業務の視点に分けて考えることが大切と指摘する。

 IT部門に求められるのは、データ活用を促進するためのシステムの整備である。これだけで十分ではない。事業部門がデータ活用の目的を明確に定めてから着手し、効果が上がるよう試行錯誤することの重要性を説く。

喜多羅株式会社 Chief Evangelist(元・日清食品ホールディングス 執行役員CIO)の喜多羅滋夫氏
喜多羅株式会社 Chief Evangelist(元・日清食品ホールディングス 執行役員CIO)の喜多羅滋夫氏
(撮影:村田 和聡)
[画像のクリックで拡大表示]
Chapter10の要点
  • ITと業務の視点に分けて考える
  • 分析に適したデータマートを用意する
  • データ活用の目的は事業部門が定めるべし
  • 効果を出すために試行錯誤し、経験値を高める
  • 分析結果について経営層と対話できる人材が必要に