全398文字
PR

 デジタルトランスフォーメーション(DX)には、必ずといっていいほど抵抗勢力が立ちはだかる。「できれば変革などしたくない」というのが多くのビジネスパーソンの本音であり、仕方のないことだ。

 日清食品ホールディングス・執行役員CIO(最高情報責任者)を2021年3月末まで務め、同社でDXをけん引してきた喜多羅滋夫氏も、変革プロジェクトのたびに抵抗勢力と向き合ってきた。これまでの苦労で得た、抵抗勢力への対処法とは。

 相手が抵抗する理由を把握し、きっちりと対話する――。抵抗勢力への対処法について、喜多羅氏が過去に手掛けたプロジェクトのエピソードを交えて7分間で解説する。

喜多羅株式会社 Chief Evangelist(元・日清食品ホールディングス 執行役員CIO)の喜多羅滋夫氏
喜多羅株式会社 Chief Evangelist(元・日清食品ホールディングス 執行役員CIO)の喜多羅滋夫氏
(撮影:村田 和聡)
[画像のクリックで拡大表示]
Chapter12の要点
  • なぜ変革しなければいけないのか?
  • 変革に対する抵抗はあって当然
  • ドラッカーの名著『経営者の条件』から学んだこと
  • 相手の視点・立場になって抵抗する理由を想像する
  • 抵抗する相手ときっちり対話し「共通のゴール」を定める