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 デジタルトランスフォーメーション(DX)の成果物として新システムを導入した。このシステムを使いこなして成果を上げることは、基本的に事業部門の責任となる。

 とはいえCIO(最高情報責任者)やシステム部門は、「成果出し」の過程に無関心でいいのだろうか。日清食品ホールディングス・執行役員CIO(最高情報責任者)を2021年3月末まで務め、同社でDXをけん引してきた喜多羅滋夫氏にこの点について尋ねた。

 「新システムの稼働は、システム部門にはゴールであっても、事業部門にとってはスタート。CIOは、システムで成果を出すために、事業部門と一緒に伴走する姿勢が求められる」。喜多羅氏はこう言い切る。システムを導入する前も後も、システム部門と事業部門の一体感が大切なのである。

喜多羅株式会社 Chief Evangelist(元・日清食品ホールディングス 執行役員CIO)の喜多羅滋夫氏
喜多羅株式会社 Chief Evangelist(元・日清食品ホールディングス 執行役員CIO)の喜多羅滋夫氏
(撮影:村田 和聡)
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Chapter18の要点

  • 「システムを使いこなして成果を上げる」の責務は事業部門が負う
  • システム部門にはゴールでも、事業部門にとってはスタート
  • 「システム導入後は事業部門にお任せ」という姿勢ではいけない
  • システムで成果を上げるため、CIOは事業部門と伴走しよう