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 2021年6月28日にスペイン・バルセロナで始まった世界最大級のモバイル展示会「MWC Barcelona 2021」(MWC)に現地参加している。20年のMWCは、新型コロナウイルスの感染拡大によって中止になったため、2年ぶりのリアル開催だ。

 もっとも今回のMWCでは、スウェーデンの通信機器大手Ericsson(エリクソン)など従来の主役級が相次いで出展を取りやめている。例年、会場入り口近くのホール1の大部分を借り切っていた中国・華為技術(ファーウェイ)の展示スペースも今年(21年)は激減した。2年ぶりのリアル開催とはいえ、実質的にはオンラインと同時並行のハイブリッドイベントだ。

MWCの会場内の様子。例年と比べて顔ぶれが大きく変わっている
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MWCの会場内の様子。例年と比べて顔ぶれが大きく変わっている
(撮影:柏尾 南壮)

 リアル会場の顔ぶれは、大きく変化している。例年MWCと同時期に別会場で将来技術にフォーカスしたイベントを実施してきた「Four Years From Now(4YFW)」がホール2の大部分を貸し切り、間口2~3m程度の小型ブースをホールいっぱいに展開。主役級の出展者が減ったスペースを効果的に使っていた。

会場の入り口で最後のPCR検査から72時間以内であることが確認される
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会場の入り口で最後のPCR検査から72時間以内であることが確認される
(撮影:柏尾 南壮)

 MWCの会場内では、新型コロナウイルスの感染対策を徹底している。MWC指定の高性能マスクの着用と72時間以内に実施したPCR検査の結果がないと会場に入れてもらえない。初日のトラブルも予想されたが、個人的には午前中の基調講演を聞き逃した以外は、特に大きな混乱はなかった。日本出国前日に受けたPCR陰性証明書をアプリでスキャンしたものが、会場内に入るための証明になる。