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 2021年7月1日、世界最大級のモバイル展示会「MWC Barcelona 2021」(MWC)が閉幕した。2年ぶりのリアル開催で、実質的にはオンラインと同時並行のハイブリッドイベントとなった。筆者は今回の開催について組織委員会に取材を依頼したが、移動通信関連の業界団体GSMA(GSM Association)事務局長のMats Granryd(マッツ・グランリド)氏(写真)から文書で回答が寄せられた。同氏との一問一答を紹介する。

MWC2021をリアルで開催することを決めたのはいつごろでしょうか。

GSMA事務局長のMats Granryd(マッツ・グランリド)氏(写真:GSMA)
GSMA事務局長のMats Granryd(マッツ・グランリド)氏(写真:GSMA)

 可能な限り多くの人が参加できるよう、早いうちからハイブリッド(リアルとオンラインの混合)開催する予定でした。バルセロナを訪問可能な参加者のために、開催地と参加者の安全を常に最優先しました。(筆者注:明確な開催決定時期の言及はなかった)

MWCをリアル開催するか否かを決める最終期限はいつでしたか。

 常に変化する世界情勢に応じて準備を進めてきました。スペイン政府の旅行規制当局のサポートを受けてイベントの準備は進められ、旅行要件を満たしている限り開催は可能と確信していました。関係者の協力によって、リアルとオンラインイベントは無事成功しました。

リアルイベントの開催が危ぶまれる事態はありましたか。

 スペイン政府旅行規制当局からサポートを受けるとともに、パートナーの協力も得られたため、イベントの成功を危うくする事態は発生しませんでした。

今回のPCR検査は筆者が知り得る中でもっとも大規模かつ整然としたものでした。綿密な計画の裏側を教えてください。

 先進医療サービスを提供するスペインのquiron prevencionをパートナーに迎え、参加者、スタッフ、来訪者、サプライヤーが必要とする検査態勢を整えました。同社は医療スタッフの手配を含め会場での検査態勢を整え、カタルーニャ保健当局との調整も行いました。Fira Gran Viaに検査センターが設置され、quiron prevencionが認証した有資格者が検査を担当し、迅速な検査を可能にしました。