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 2021年に入って、最新規格のWi-Fi 6に対応した無線LANルーターの価格がこなれてきた。主力製品が1万円前後で購入できるので、選択肢が多くどれを選んだらよいか悩むだろう。

 無線LANルーターを購入する場合、予算を決めればどの製品を選んでも大差ないというわけにはいかない。パッケージやカタログ、製品のWebサイトなどに大きく記載された無線LANの規格や周波数帯、ストリーム数といった仕様を必ず確認する。これを忘れると失敗することが多い。

 ただ、購入する無線LANルーターを大きく書かれた仕様だけで決めるのは早計だ。購入した後に「性能が不十分だった」「あの機能があったほうが便利だった」と後悔しかねない。パッケージやカタログに小さく書かれた、見逃しがちな仕様が意外と重要だったということはよくある。

 今回はWi-Fi 6ルーターを購入するときに、確認すべき仕様を優先度が高い順に紹介しよう。

通信速度より先に確認したい接続台数

 無線LANルーターを選ぶときに、最初に確認したいのは推奨接続台数だ。まず自分が無線LANルーターに何台のパソコンやスマートフォンを接続するかを事前に把握する。そして、メーカーが提示している推奨接続台数がそれより多い製品を選ぶ。

 無線LANルーターは搭載するCPUによって処理速度が異なる。推奨接続台数を超えると、無線LANルーターのCPUの処理が追い付かなくなり、極端な速度低下が発生しやすい。

 一般的に低価格な製品ほどCPUの性能は低く、推奨接続台数は少ない、上位機種は高性能なCPUを搭載し推奨接続台数は多くなる。予算に余裕があれば、上位機種を買うのが最も好ましい。

 なお、推奨接続台数だけでメーカーが異なる製品の性能の優劣をはかるのは困難だ。推奨接続台数の算出方法がメーカーによって異なるからだ。

推奨利用台数はパッケージなどに記載されている。この台数を超える端末をつなぐパフォーマンスが低下しやすい
推奨利用台数はパッケージなどに記載されている。この台数を超える端末をつなぐパフォーマンスが低下しやすい
撮影:田代 祥吾
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