
SOMPOホールディングスが「第2の創業」とも言うべきデジタル改革にまい進している。国内外の有望スタートアップと次々手を組み、その技術をてこに新事業を創出するだけでなく、既存事業も大胆に変革する。事業モデルの「脱保険」を狙い、外部人材の登用にも積極的だ。一連の改革を加速させるため、生損保や介護の現場で生まれる「リアルデータ」を集約・分析できる新たなIT基盤の整備も急ぐ。3メガ損保グループの一角に安住せず、トップから現場までグループ社員6万人で自己変革に挑むSOMPO。その、全社改革の実体に迫った。