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2019年11月21日に撮影(写真:吉田 誠)
2019年11月21日に撮影(写真:吉田 誠)
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 東京五輪・パラリンピックのために新設した大規模施設は、メーンスタジアムである国立競技場の他に3つあります。「東京アクアティクスセンター」「有明体操競技場」「有明アリーナ」です。東京五輪の3大アリーナとも呼ばれています。

 競泳(水泳競技)会場になっているのが、東京・江東にある辰巳の森海浜公園内の東京アクアティクスセンターです。建物は、地下1階・地上4階建て。構造は鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造です。基本設計を山下設計が手掛け、実施設計と施工は大林組・東光電気工事・エルゴテック・東洋熱工業JVが担当しました。

 東京アクアティクスセンターの屋根は、約130m×約160mの長方形をしています。巨大な屋根は四方にせり出していて、迫力があります。

 この大屋根は、ある大掛かりな方法で架けられました。それはどんなやり方だったのでしょうか。三択です。

  1. 地上で屋根全体をつくってから、ワイヤで建物の上につり上げた
  2. 地上で分割した屋根のユニットをつくり、1つずつジャッキで持ち上げた
  3. 隣に仮の台を建て、その上で分割した屋根のユニットをつくり、1つずつ建物の上にスライドさせた