NTTドコモやKDDI、ソフトバンクが、健康・医療分野の事業に本腰を入れて取り組み始めた。狙うのはスマートフォンを使って健康増進から医療までを一気通貫で支援するサービスだ。2021年に入り、オンライン診療を手掛ける企業と続々協業を始めた。携帯大手3社の最大の強みは数千万人の顧客基盤。利用者へ直接アプローチすることで、個人の健康増進から受診後までの行動を変えていく。

(出所:123RF)
NTTドコモやKDDI、ソフトバンクが、健康・医療分野の事業に本腰を入れて取り組み始めた。狙うのはスマートフォンを使って健康増進から医療までを一気通貫で支援するサービスだ。2021年に入り、オンライン診療を手掛ける企業と続々協業を始めた。携帯大手3社の最大の強みは数千万人の顧客基盤。利用者へ直接アプローチすることで、個人の健康増進から受診後までの行動を変えていく。
成長戦略として「Beyond Carrier(ビヨンドキャリア)」を掲げるソフトバンク。通信事業を成長させながら新領域の事業の拡大を目指すもので、通信を介してあらゆるヒト・モノ・コトをつなぎ、新しい体験を創出する。健康・医療分野も新事業の展開先として視野に入れる。
携帯大手のNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクが健康・医療分野の事業に本腰をいれて取り組んでいる。3社の中で健康と医療を一気通貫で支援する新サービスの開始が早かったのはKDDIだ。
NTTドコモが健康管理など健康分野の事業を再スタートさせた。2021年4月にメドレーと資本・業務提携することで、オンライン診療を起点に医療分野へ参入することを発表した。
携帯大手のNTTドコモやKDDI、ソフトバンクが健康・医療分野の事業に本気で取り組み始めている。各社が狙うのは健康増進から医療までを一気通貫で支援するサービスだ。各社がそれぞれ保有する数千万の顧客基盤とスマートフォンを活用し、健康・医療に関する行動様式を変えようとしている。