AWS(Amazon Web Services)、Microsoft Azure、Google Cloudの「3大クラウド」が日本企業向けにクラウド移行支援を拡充し攻勢を強めてきた。新サービスや支援ツールの提供に加え、移行計画の立案支援や、企業内のクラウド人材育成など施策は多岐にわたる。クラウド移行の推進に当たり、各種パートナーのスキル引き上げも欠かせない。3大クラウドが提供する移行支援策の重点はどこか。最新動向を探る。

特集
日本で攻勢かける3大クラウド
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Google Cloudが変身中、「とっつきにくさ」の払拭なるか
Google Cloudを企業システムに活用する事例が日本でも増えてきた。セブン-イレブン・ジャパンは2020年9月に稼働させた新たなデータ活用基盤「セブンセントラル」をGoogle Cloud上に構築した。最近になって、Google Cloudも日本でパートナーやユーザーコミュニティーの拡充にこ…
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AWSが日本独自のクラウド移行支援策、ユーザーの人材・組織に踏み込む
米Amazon Web Services(AWS)がユーザーをターゲットに、自社クラウドへの移行支援を手厚くしてきた。その1つが、2021年4月に提供開始した「ITトランスフォーメーションパッケージ」だ。
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WindowsユーザーをAzureへ、Microsoftが巻き取りに本腰
Microsoft Azureが、オンプレミス環境にあるWindowsシステムの巻き取りに力を入れてきた。従来のライセンス特典に加え、「Windowsシステムを動かす最適なクラウド」という強みを前面に押し出し、企業システムの移行を促進したい考えだ。