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 また、東南アジアにおける新型コロナウイルス変異株(デルタ型)の感染急拡大に伴い、現地での部品供給不足が顕在化している。三菱自もマレーシアからの一部部品の調達に影響が出たが「代替生産などによって、現在は調達不足を回避できている」(長岡氏)という。
 
 なお、三菱自が21年7月27日に発表した21年度第1四半期の連結決算によると、世界販売台数は前年同期に比べて65.4%増の23万台だった。主要市場であるASEAN(東南アジア諸国連合)や豪州・ニュージランドなどで販売が回復した(図3)。売上高は同88.1%増の4319億円、営業利益は106億円である(前年同期は533億円の赤字)。世界販売の回復や事業構造改革などが増収増益に寄与した。

世界販売台数(21年度第1四半期)
図3 世界販売台数(21年度第1四半期)
(出所:三菱自動車)
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 21年度通期の世界販売計画と業績見通しは上方修正した。世界販売台数は当初計画に比べて1万台増の96万7000台である(図4)。売上高は同200億円増の2兆800億円、営業利益は同100億円増の400億円を見込む。「東南アジアにおける新型コロナ変異株の感染拡大や半導体不足、原材料の高騰といったリスクは織り込んでいる。上方修正した計画の達成に全力を挙げる」(池谷氏)と意気込んだ。

世界販売計画(21年度通期)
図4 世界販売計画(21年度通期)
(出所:三菱自動車)
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