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ページの余白が自動でトリミングされる

 さらにKindle Comic Converterはすでに取り込んだページの余白をトリミングする機能も搭載されている。これはページの白い部分を検知して変換時に自動的に処理されるため、特に設定をする必要はない。

 自動トリミング機能が動作するのはグレー(白黒)で取り込まれたページのみだ。

 Kindle Comic Converterに出会う前は、ページを確認しながら手動でトリミングしていた。その手間がなくなり、変換と同時に実行してくれるのだから圧倒的に楽になった。

 この処理によって画面の小さなKindle Paperwhiteでも自炊電子書籍がかなり読みやすくなる。

Kindle Comic Converterで変換すると自動的にページ余白がトリミングされるので、Kindle Paperwhiteでも文庫本サイズの本が読みやすくなる
Kindle Comic Converterで変換すると自動的にページ余白がトリミングされるので、Kindle Paperwhiteでも文庫本サイズの本が読みやすくなる
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本文の上下にページ番号などの要素がある場合は、そこまでを余白としてトリミングする
本文の上下にページ番号などの要素がある場合は、そこまでを余白としてトリミングする
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 ただし自動トリミングにも弱点がある。白い部分を余白として認識するためページの周囲に傷や汚れがあるとトリミングが正しく行われないのである。また程度にもよるがページの周囲が日焼けしている場合も、余白として認識されないことがある。

 このような場合は、余白を手動でトリミングしなければならなくなる。今回はアプリの紹介だけにとどめるが、Windowsでは「ChainLP」、Macでは標準の「プレビュー」を使うと手動でPDFファイルをトリミング可能だ。

毎日の入浴が読書タイムになった

 Kindle Paperwhiteは、小さくて軽いので手軽に持ち歩け、数週間はバッテリーが持つ。セール時には8GBモデルが1万円程度で購入できる価格も魅力。自炊の電子書籍に使う場合は、若干価格は上がるが32GBモデルをお薦めしたい。

 アマゾンの紹介文には「防水機能搭載(IPX8等級)。ビーチでも、プールでも、お風呂でも快適に読める」「真水で水深2メートルまでで最大60分、または海水で水深0.25メートルまでで最大3分まで耐えられることが確認されている」とある。浴槽に落としたことはないものの高温で多湿な浴室で使って大丈夫なのか不安だったが、筆者の場合はほとんど毎日のように浴室に持ち込んで読書し、3年近くも問題なく動作している。

 最も安価なモデルでも5万円を超えるiPad miniは、防水ケースに入れたとしても浴室への持ち込みをためらってしまうが、1万円程度のKindle Paperwhiteなら「アマゾンも勧めているぐらいだし風呂に持ち込んでもいいか」という思いもあった。

 Kindleを手に入れてから読書が確実にはかどるようになった。手持ちの本を自炊している方は今回紹介した方法をぜひ試してほしい。

伊藤 朝輝(いとう あき)
ライター/システムエンジニア
SEとして働く傍ら、1995年ごろから雑誌や書籍で執筆活動を始め、現在はライターの仕事がメイン。iPhoneやiPad、Macを使い、アップル製品漬けの毎日を送っている。「アップル製品に使うお金はアップル製品で稼ぐ」がモットー。