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 米Apple(アップル)のiPadは、仕事のパートナーとしても頼りになる。例えば、書類作成はパソコンにはかなわない部分もあるが、情報収集やメモの記録などはパソコン以上だと感じることもある。気軽に利用できるので、パソコンの脇に置いて、紙のノートとペンのように使うのもお勧めだ。

 ここでは、次期OS「iPadOS 15」で日本語に対応するOS搭載機能も含め、仕事で役立つiPadのOS機能やアプリ、周辺機器を5つ紹介する。

標準のメモアプリで書類をスキャン

 iPadが標準で搭載する「メモ」は、手書きにも対応した便利なアプリだ。このメモには、実は書類をスキャンする機能が搭載されている。最近はスマホのカメラを使ってスキャンするのが当たり前になっているが、iPadなら画面が大きく書類の輪郭を把握しやすいので取り込み作業がうまくいきやすい。

 iPadの広い画面なら、取り込んだ書類を読むのも楽だ。画面を縦にできるので、A4用紙の書類をほぼぴったりのサイズで画面目いっぱいに表示できる。

iPadのメモアプリには「書類をスキャン」という機能が用意されている
iPadのメモアプリには「書類をスキャン」という機能が用意されている
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書類を撮影すると、自動で書類の輪郭が認識される
書類を撮影すると、自動で書類の輪郭が認識される
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手動で傾きを調整して取り込むこともできる
手動で傾きを調整して取り込むこともできる
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取り込んだ書類をタップすると大きく表示できる。メールに添付して送ることも可能だ
取り込んだ書類をタップすると大きく表示できる。メールに添付して送ることも可能だ
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 米Google(グーグル)の無料メモアプリ「Google Keep」でも書類を撮影できる。輪郭抽出のスキャン機能はないが、こちらはOCRに対応している。必要な作業は、iPadでなるべく余白がないように書類を撮影して書類のテキストを抽出するだけ。手軽に使えるのがすばらしい。

Google Keepで書類を撮影した写真を選択して、「画像のテキストを抽出」を実行する
Google Keepで書類を撮影した写真を選択して、「画像のテキストを抽出」を実行する
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Google Keepでテキストデータを取り込んだところ
Google Keepでテキストデータを取り込んだところ
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