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ポイント2:OSの種別は気にする必要はない!

 スマホはiOSを搭載するiPhoneと、Androidを搭載する機種に大別される。スマートウオッチ向けのOSもあり、Apple Watchにはアップルの「watchOS」が搭載され、そのほかの機種は米Google(グーグル)の「Wear OS」やメーカー独自OSを採用している。

 iPhoneを使っている場合は、Apple Watchが非常に使いやすい。Apple Watchを主軸に検討することをおすすめしたい。しかし、ほとんどのスマートウオッチがiPhone(iOS)に対応しているので、Apple Watchに縛られる必要はない。機能や電池の持ち、価格などを総合的に比較して検討しよう。なお、Apple WatchはそもそもiPhoneとペアリングして使う設計になっているので、Androidスマホのユーザーは選択肢に入らない。

 Androidのスマホには、Wear OSを搭載するスマートウオッチが最適かと思いきや、そうとも言い切れない。グーグルのWear OSはアップルのwatchOSの対抗勢力とはなっていない。Apple Watch以外のスマートウオッチでは、メーカー独自のOSを採用しているのが一般的だ。スマートウオッチはOSではなく、メーカーやブランドで選ぶのが賢明だ。

Wear OSを搭載するOPPOの「OPPO Watch」。実売価格は1万9980円。AndroidだけでなくiPhoneとペアリングして使うこともできる
Wear OSを搭載するOPPOの「OPPO Watch」。実売価格は1万9980円。AndroidだけでなくiPhoneとペアリングして使うこともできる
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 例えば、米Garmin(ガーミン)は、もともとGPS機器をメインに製造していたメーカーでもあり、屋外でのアクティビティやワークアウトを記録する性能に定評がある。Fitbitはフィットネス機能に優れた製品をラインアップしている。なお、Wear OSまたは独自OSを搭載するスマートウオッチはiOSとAndroidの両方に対応しているので、iPhoneユーザーも選択肢に加えることができる。

ガーミンのエントリーモデル「ForAthlete 55」は2万7280円。タッチパネルではなく、側面のボタンで操作する。GPSを搭載し、37gという軽さで、ランニングに適している
ガーミンのエントリーモデル「ForAthlete 55」は2万7280円。タッチパネルではなく、側面のボタンで操作する。GPSを搭載し、37gという軽さで、ランニングに適している
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 韓国Samsung Electronics(サムスン電子)、中国・華為技術(HUAWEI、ファーウェイ)、シャオミなどのスマホメーカーもスマートウオッチやスマートバンドをリリースしている。それぞれ同じメーカーのスマホと組み合わせて使うと便利だが、異なるメーカーのスマホとペアリングしても、ほとんどの機能が利用可能。iOSとAndroidの両方に対応しているので、iPhoneと組み合わせて使うこともできる。

 なお余談ではあるが、グーグルはFitbitを買収しており、グーグルのWear OSとサムスン電子のスマートウオッチに搭載しているOS「Tizen」と統合することも発表されている。今後、グーグルが発表する新しいOSが、より多くのメーカーに採用される可能性もあるだろう。

ポイント3:チェックすべき健康機能は?

 近年、スマートウオッチメーカーがしのぎを削っているのが健康に関する機能。自動で心拍数を計測したり、睡眠をトラッキングしたりする機能はもはや当たり前。これから購入する場合に、有無を確認したいのは血中酸素濃度のレベルを測定する機能だ。

 2020年秋に発売されたApple Watch Series 6では 「血中酸素ウェルネス App」というアプリを利用できる。医療機器としての認定は受けていないものの、パルスオキシメーターのようにSpO2(動脈血酸素飽和度)を測定でき、健康状態を確認することができる。Apple Watch以外でも、搭載するモデルが増えつつある。

Mi スマートバンド 6でも血中酸素レベルを測定可能
Mi スマートバンド 6でも血中酸素レベルを測定可能
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 パルスオキシメーターは、新型コロナウイルスに感染した際に、肺炎などの重症化を早期に発見できる機器として注目された。基礎疾患を持つ人には、日常的な健康チェックにも役立つものだ。スマートウオッチで測定できる数値は、あくまでも目安だが、あって無駄ではない機能といえるだろう。

 Apple Watch(Series 4以降)では心電図(ECG)をとることもできる。Apple Watchに搭載された電気心拍センサーと「心電図 App」によって、不整脈の一種である心房細動が起きていないかどうかを調べられる。心臓や循環器の疾患があって通院している人や、健康面で不安がある人には役立つだろう。

Apple Watchの心電図機能は、側面のボタンに指先を当てて30秒ほどじっとしているだけで測定できる。正常だと「洞調律」と表示される
Apple Watchの心電図機能は、側面のボタンに指先を当てて30秒ほどじっとしているだけで測定できる。正常だと「洞調律」と表示される
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 海外では、ECG機能を搭載するスマートウオッチが徐々に増えており、Fitbitやサムスン電子の「Galaxy Watch」の一部機種にも搭載されている。残念ながら、まだ日本では利用できないが、近い将来、日本でも心電図がとれるスマートウオッチが増えるかもしれない。