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ポイント4:チェックすべきワークアウト機能は?

 おそらく、どのスマートウオッチでもランニングやウオーキングなどの活動量を記録、スマホのアプリに同期できる。「○種類のエクサイズモード」など、選択できるモード数を競う傾向もある。しかし、個人が日常的に行う運動は限られているはずなので、モードの数は重要ではない。自分が使いたいモードの有無だけを確認しよう。

 むしろ重視したいのはGPS機能の有無。GPSを内蔵しているモデルなら、ウオッチ単体で位置情報を取得でき、スマホを持たずともランニングの距離やルートを記録可能。GPSを内蔵していないモデルでも、スマホのGPS機能で位置情報を取得することはできるが、使い勝手は劣る。筆者の経験では、スマートウオッチのワークアウト機能とスマホのGPSを連携させる操作に時間がかかったり、途中で連携が途切れてしまうこともあった。ランニングやサイクリングなど、屋外のアクティビティの計測に使いたいのならGPS機能は必須と言えよう。

ワークアウトの結果は、自動でスマホアプリに同期される。これは「Gamin Connect」というアプリの画面。GPSで計測されたルートや速さも記録される
ワークアウトの結果は、自動でスマホアプリに同期される。これは「Gamin Connect」というアプリの画面。GPSで計測されたルートや速さも記録される
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Fitbitのスマートバンド「Fitbit Charge 4」もGPSを搭載。モノクロ画面だがタッチ操作に対応し、直感的に操作可能。実売価格は1万9990円(Suica対応モデル)
Fitbitのスマートバンド「Fitbit Charge 4」もGPSを搭載。モノクロ画面だがタッチ操作に対応し、直感的に操作可能。実売価格は1万9990円(Suica対応モデル)
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 水泳の記録に使うなら、防水に対応するモデルを選ぶ必要がある。スマホでは「IPX7」「IPX8」といった等級で区分されることが多いが、スマートウオッチでは、腕時計と同様に「3 ATM(気圧防水)」「5 ATM」といった等級が用いられる。プールで泳ぐには、水深50メートルの耐水性を示す「5 ATM」以上のモデルを選ぼう。しかし、安全上の理由からプールでのスマートウオッチの使用を禁止しているスポーツ施設が多いので、事前の確認は必須だ。

ポイント5:決済機能はあったほうが便利!

 筆者は、これまでに10台くらいのスマートウオッチとスマートバンドを使ってきたが、頻繁に使う便利機能が2つある。1つはスマホを探す機能。これは、ほとんどのスマートウオッチに搭載されており、一部のスマートバンドにも搭載されている。もう1つはタイマー機能。料理をする時などに役立つ機能で、どの機種にも搭載されているが、音声操作に対応していると、なお便利。Apple WatchはSiriに対応しているので、「Hey Siri! タイマー3分」などと話すだけで起動できる。Wear OSを搭載する一部のスマートウオッチはGoogleアシスタントに対応し、AmazonのAlexaに対応するスマートウオッチもあるので、声で操作したい人は、そこに着目してもいいだろう。

 人によって必要の有無が分かれそうだが、ないよりはあったほうがいいと思えるのが決済機能だ。Apple Watchは「Apple Pay」を利用でき、設定したクレジットカード、Suica、PASMOなどを利用可能。なお、「Garmin Pay」「Fitbit Pay」など独自の決済サービスを提供するメーカーもあり、一部機種はSuicaにも対応している。筆者はApple WatchとFitbitでSuicaを使ったことがあるが、改札機に手首を近づけるだけでピッと反応してくれて、コンビニでの買い物などにも使えるので、非常に便利だった。

Apple Watchは「Apple Pay」が使えるほか、「PayPay」アプリをインストールして、QRコード決済も利用可能
Apple Watchは「Apple Pay」が使えるほか、「PayPay」アプリをインストールして、QRコード決済も利用可能
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Fitbit Charge 4はSuicaが利用可能。グーグルの決済サービス「Google Pay」からチャージできる
Fitbit Charge 4はSuicaが利用可能。グーグルの決済サービス「Google Pay」からチャージできる
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ポイント6:アクティブな人ほど電池の持ちは重視すべし!

 スマートウオッチの使用満足度に大きく影響するのが電池の持ちだ。機能面では、これといった弱点は見当たらないApple Watchだが、電池の持ちに不満を持つユーザーは少なくない。最新のSeries 6のバッテリー駆動時間は最大18時間で、GPSを駆動するワークアウトなどを使うと、さらに短くなる。毎日充電が必要で、睡眠を計測するには、就寝前(例えば、入浴している時間など)に充電する手間が生じる。

 Apple Watch以外のスマートウオッチのバッテリー駆動時間はまちまちだが、使い方によっては2週間持続するモデルもある。例えば、ガーミンの「ForeAthlete 55」は、日常的な用途に抑えた「スマートウォッチモード」で約14日間、アクティブに使う「GPS+心拍モード」で約20時間の連続使用が可能。ディスプレーが小さいスマートバンドも電池が長く持つ傾向があり、シャオミのMi スマートバンド 6は14日以上、Fitbit Charge 4は最大7日間の電池の持ちを実現している。

 毎日のワークアウト時間がさほど長くはなく、毎日の充電が苦にならないのであれば、どのモデルで選んでもOK。しかし、電池の持ちを重視するのであれば、iPhoneを使っていたとしてもApple Watch以外のバッテリー持続時間が長いモデルを選ぶべきだろう。

 以上、あくまでも筆者の個人的な意見ではあるが、スマートウオッチ選びの6つのポイントを解説した。これらのポイントを確認しつつ、最適なモデルを選んでいただきたい。