「NAロードスター」(マツダ)、「Z2・Z1」(川崎重工業)といったかつての名製品が、今でも数万台規模で現役だ。それらを動かし続けられるよう、メーカーがレストアサービスや部品の復刻生産を手掛けている。「AIBO」(ソニー)の修理を手掛ける企業には数千人のユーザーが助けを求める。20~30年の時を経て、製品に強い愛着を持つユーザーは、他には代えられない価値を製品に感じている。そのような価値を維持するためには、必ずしも昔の通りに製品や部品を復活すれば良いとは限らない。その実際を5つの事例で見ていく。