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 Windows 10には、一般ユーザーが使わない“上級者向け”のツールが用意されています。うまく使いこなせば、普段は隠れている情報を表示したり、自分好みの快適な利用環境を実現したりできます。そんな達人御用達のスゴ技を紹介します。

 ここでは、Windowsに対する命令を文字でタイプして操作する「コマンドプロンプト」を使い、通常のWindowsの画面では調べにくい、専門的で詳しい情報を調べてみよう(図1)。

図1「コマンドプロンプト」では、キーボードから文字で命令(コマンド)を入力して操作を行う。作業対象のディレクトリ(フォルダー)名(1)の後ろがコマンドの入力位置だ(2)
図1「コマンドプロンプト」では、キーボードから文字で命令(コマンド)を入力して操作を行う。作業対象のディレクトリ(フォルダー)名(1)の後ろがコマンドの入力位置だ(2)
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 コマンドプロンプトは、タスクバーの検索ボックスに「コマンド」あるいは「cmd」と入力すると素早く起動できる(図2)。「管理者として実行」を選んだ場合は、「…変更を加えることを許可しますか?」という表示が出るので「はい」をクリックする。

図2 タスクバーの検索ボックスに「コマンド」と入力すると(1)、コマンドプロンプトが候補に表示され、簡単に起動できる(2)。「管理者として実行」を選ぶとすべてのコマンドを実行できる(3)
図2 タスクバーの検索ボックスに「コマンド」と入力すると(1)、コマンドプロンプトが候補に表示され、簡単に起動できる(2)。「管理者として実行」を選ぶとすべてのコマンドを実行できる(3)
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 コマンドプロンプトで使える「命令」を「コマンド」という。コマンドはすべて半角英数字で、キーボードから打ち込んだ後、「Enter」キーを押すと、その命令が実行される(図3)。実行結果もまた、文字のみで表示される。基本的なコマンドは、1990年代前半まで使われていた「MS-DOS」と共通だ(図4)。

コマンドプロンプトの操作の流れ
コマンドプロンプトの操作の流れ
図3「dir(半角スペース)/w」と入力し(1)、「Enter」キーを押すと命令が実行される(2)。現在のディレクトリ内のファイルとサブディレクトリの名前が一覧で表示された後(3)、入力待ちに戻る(4)
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基本的なコマンドと操作
基本的なコマンドと操作
図4 コマンドプロンプトの基本的なコマンド。「パス」とは、「C:¥test¥レジストリ」などと、フォルダーやファイルの位置を「¥」でつないで示したものだ
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 コマンドには半角スペースに続けて、細かな指示をする「オプション」や、コマンドの対象となるファイル名などを付けることが多い。例えば「/?」のオプションを付けると、そのコマンドの説明や使い方が表示される(図5)。

図5 コマンドに続けて「(半角スペース)/?」と入れ(1)、「Enter」キーを押すと(2)、そのコマンドの使い方が簡単に表示される(3)。使い方を学習する助けになる
図5 コマンドに続けて「(半角スペース)/?」と入れ(1)、「Enter」キーを押すと(2)、そのコマンドの使い方が簡単に表示される(3)。使い方を学習する助けになる
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 入力したコマンドはウインドウを閉じるまで記憶されているため、履歴機能を使えば簡単に再入力できる(図6)。

図6 ファンクションキーの「F7」を押すと、コマンドプロンプトのウインドウ中央に、最近入力したコマンドの履歴が表示される。上下のカーソルキーで選択し、「Enter」キーで再入力できる
図6 ファンクションキーの「F7」を押すと、コマンドプロンプトのウインドウ中央に、最近入力したコマンドの履歴が表示される。上下のカーソルキーで選択し、「Enter」キーで再入力できる
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 コマンドプロンプトでは、コマンドの入力欄に現在作業対象となっているディレクトリが表示される。「ディレクトリ」とは、Windowsで通常「フォルダー」と呼ぶものとほぼ同じと考えてよい。例えば、「md」というコマンドを使ってディレクトリを作成すると(図7)、エクスプローラー上でもフォルダーとして表示される(図8

図7 まず、作業ディレクトリをCドライブのルートディレクトリに移動(1)(2)。「test」というサブディレクトリを作成し(3)(4)、そのサブディレクトリに移動する(5)(6)
図7 まず、作業ディレクトリをCドライブのルートディレクトリに移動(1)(2)。「test」というサブディレクトリを作成し(3)(4)、そのサブディレクトリに移動する(5)(6)
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図8 図7で作成した「test」ディレクトリは、「エクスプローラー」では「フォルダー」として表示される。ディレクトリとフォルダーはほぼ同じものと考えてよい
図8 図7で作成した「test」ディレクトリは、「エクスプローラー」では「フォルダー」として表示される。ディレクトリとフォルダーはほぼ同じものと考えてよい
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 なお、コマンドプロンプトの文字が小さくて読みにくいと感じる場合は、フォントサイズを大きくするとよいだろう(図9)。

文字サイズは大きくできる
文字サイズは大きくできる
図9 ウインドウ左上のアイコンをクリックし、メニューから「プロパティ」を選択(1)。設定画面の「フォント」タブを開き(2)、サイズ(3)とフォント(4)を、プレビュー(5)を見ながら選ぶ。6で確定
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