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困ったらルーターを再起動
Wi-Fiルーターに何らかの原因で接続できなくなった場合、Wi-Fiルーターを再起動してみよう。設定画面から再起動できる。一度電源をオフにして再度電源を投入しても再起動になる(図10)。これだけで、接続が回復することは多い。
Wi-Fiルーターを定期的に再起動する
図10 ネットに接続できない、速度が思うように出ないなどの症状が発生したら、Wi-Fiルーターを再起動してみよう。ネットに再接続され、Wi-Fiの利用チャンネルも切り替わるので、改善する場合が多い。再起動はルーターの設定画面からも実行できる
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Wi-Fiの電波は目に見えず電波の強弱が分かりにくい。電波状況を確認したければ、Wi-Fiルーターのメーカーが提供してるスマホアプリが便利。「Wi-Fiミレル」はヒートマップを作成できるので、Wi-Fiの電波の強弱が分かりやすい(図11)。電波の強弱はパソコンのアプリでも確認でき、周辺の電波の利用状況なども分かる(図12、図13)。
現在地の電波の強さを確認する
図11 アイ・オー・データ機器が提供する「Wi-Fiミレル」は、Wi-Fiの電波状態を可視化できるスマホアプリ。他社のWi-Fiルーターでも利用できる。間取り図を用意すれば、右のようなヒートマップも作成できる
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図12 「WiFi Analyzer」という無料アプリを使うと、パソコンでも電波の強弱を把握できる。マイナスの数値が「0」に近づくほど電波状態が良い
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図13 WiFi Analyzerでは、Wi-Fiの利用状況もグラフで確認できる。縦軸は強弱、横軸はチャンネルとなっており、どのチャンネルが混雑しているか把握できる
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インターネットの速度の計測は、Googleの「スピードテスト」がお薦めだ。Webブラウザーで簡単にテストでき、パソコンだけなくスマホなどでも測定できる(図14、図15)。
インターネット回線の速度を調べる
図14 Googleの検索欄に「スピードテスト」と入力し検索すると(左)、検索結果に「インターネット速度テスト」が表示される。この「速度テストを実行」をクリックする(右)
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図15 Webブラウザー上でダウンロードとアップロードのテストが実行され(左)、計測が終了すると結果が表示される(右)
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家庭内ネットワークに接続している機器の数が把握できないときは、フリーソフトを活用しよう。ネットワークに接続している機器を検索し、名前やIPアドレスなどを一覧表示できる。不必要な機器が接続されていないか確認しておこう(図16)。
ネットワークに接続している機器を把握する
図16 「Advanced IP Scanner」というフリーソフトを使えば、ネットワークに接続している機器を確認できる。コンピューター名やIPアドレスも分かる
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特定サイトへの接続状況を確認したい場合は、「コマンドプロンプト」で「ping」コマンドを実行する(図17)。ただし、サイトによってはpingコマンドの応答を禁止している場合もあり、その場合は接続の可否が判断できない。
サイトへの接続状況を調べる
図17 「ping」コマンドで特定のサイトへの接続状況を確認できる。スタートメニューの「Windowsシステムツール」にある「コマンドプロンプト」を起動し、「ping」の後に「www.google.co.jp」のようにドメイン名を入力して実行すればよい
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