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心拍センサーを搭載

 活動量計やスマートウオッチの多くは、本体裏面に心拍センサーを搭載する(図7左)。内蔵するLEDを点灯させ、光学式の心拍センサーで血流量を読み取る仕組みだ。センサーは一定間隔で動作し、その都度の心拍数を記録する(図7右)。

心拍数の計測で体調の変化が分かる
心拍数の計測で体調の変化が分かる
図7 活動量計の裏面には、光学式の心拍センサーがある。緑色のLEDが点灯し、手首の血流量を読み取る仕組みだ(左)。計測データはスマホの専用アプリに取り込まれ、変化をグラフなどで確認できる(右)
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 心拍数を常時計測しているので、活動時だけでなく、あまり身体を動かしていない安静時の心拍数も把握できる。一般的に安静時の心拍数は60から80前後の人が多く、それを超えていると体力不足や体調不良が疑われるとされる(図8)。もちろん医療機器ではないので、計測データは単なる目安と考えたい。それでも、異常な心拍数の可能性に気付けるだけでメリットはある。

図8 心拍数を常に計測する利点はいくつかある。例えば、安静時に通常より心拍数が高ければ、活動量計からの警告で、健康上の問題を察知できる(左)。起床時などの安静時心拍数も体調管理に役立つ。一般に、安静時心拍数が高くなると、疲労などがたまっていると判断できる(右)
図8 心拍数を常に計測する利点はいくつかある。例えば、安静時に通常より心拍数が高ければ、活動量計からの警告で、健康上の問題を察知できる(左)。起床時などの安静時心拍数も体調管理に役立つ。一般に、安静時心拍数が高くなると、疲労などがたまっていると判断できる(右)
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 心拍センサーは睡眠の計測にも使われる。入眠すると心拍数が下がるからだ。活動量計やスマートウオッチは、さらに加速度センサーも駆使して腕や身体の動きを検知。各種データを分析して、就寝時間と起床時間だけでなく、睡眠の質も判定する(図9)。

各種のデータで睡眠の時間と質を分析する
各種のデータで睡眠の時間と質を分析する
図9 睡眠時間を自動計測するのも活動量計ならではの機能。腕の動きや心拍数の変化などで睡眠状態を検知する。睡眠の時間と質を知ることで、生活習慣の改善を考えやすくなる
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 睡眠を「深い」「浅い」「レム睡眠」「起きた状態」といった4段階で分析し、スコアなどで数値化する。筆者の経験で言えば、早めに寝たのに疲れが残っていると感じたとき、睡眠スコアは通常より低い。このように、自分だけでは分かりづらい眠りの悩みを解決するヒントにもなる。