急激に広がる電気自動車(EV)シフト。日本は世界に後れを取っているわけではない。日本こそ、既に10年以上前から量産EVを販売している、いわゆる「EVの先達」の国なのだ。多くの失敗や成功といった日本の過去を振り返れば、EV普及の進化のほどや課題、解決方法が明らかになるはずだ。日本のEVの10年を総括してこそ、見える未来がある。本連載では、日本EVの10年からクルマの未来を見据えていく。
自動車ライター

急激に広がる電気自動車(EV)シフト。日本は世界に後れを取っているわけではない。日本こそ、既に10年以上前から量産EVを販売している、いわゆる「EVの先達」の国なのだ。多くの失敗や成功といった日本の過去を振り返れば、EV普及の進化のほどや課題、解決方法が明らかになるはずだ。日本のEVの10年を総括してこそ、見える未来がある。本連載では、日本EVの10年からクルマの未来を見据えていく。
カーボンゼロカー大競争
自動車の電動化の流れは決定的だ。そして電動化の先にあるのが電気自動車(EV)となるが、その普及に至る道のりは自動車メーカーごとに考えが異なる。現状はいったいどうなっているのか。新たな動きが見えてきたことから、改めて日系自動車メーカーのEVロードマップをまとめた。
カーボンゼロカー大競争
日系メーカーを始め、欧米ブランドから数多くの電気自動車(EV)が発売されるようになった日本の自動車市場。EVという製品自体は、珍しいものではなくなりつつある。そんな中、EVに対する新しい提案が生まれた。それは「EVの音」だ。
カーボンゼロカー大競争
クルマがパワートレーンを内燃機関からモーターへと変えていけば、当然、そのデザインも変化してゆく。そんな、電気自動車(EV)時代における変化の先を考える上でヒントになる話を、「国際学生“社会的EV”デザインコンテスト2022」の会場で聞くことができた。
カーボンゼロカー大競争
5年ほど前、連日のように自動運転関連のニュースが飛び交っていた。「東京オリンピック・パラリンピック終了後には、街なかで自動運転のクルマが走っている」という雰囲気さえ漂っていたほどだ。だが、2022年の現在に至っても、完全な自動運転のクルマを街で見かけることはない。自動運転の熱は冷めてしまったのだろ…
カーボンゼロカー大競争
2022年は、日本市場の電気自動車(EV)シフトにおいて、大きな節目の年と言えるだろう。日本や世界のEV市場の動向を見てみると、売れているEVと売れていないEVの違いが浮かび上がってきた。
カーボンゼロカー大競争
自動車メーカーの競争は、電気自動車の発表合戦から新たなステージへと進みつつある。注目したいのは、CASEの「C」に当たるコネクテッドサービスだ。従来の機能を発展させ、新たな活用の道を探り始めている。
カーボンゼロカー大競争
日本の自動車メーカーから、続々と新型電気自動車が登場し、市場がにぎやかになってきた。中でも、日産自動車が6月に発売した軽EVの「サクラ」は、発表から3週間程度で1万1000台超の受注を獲得し好調だ。今後、世界の自動車メーカーのEV戦略はどう動いていくのか。各社が描くロードマップを読み直してみる。
カーボンゼロカー大競争
日産自動車と三菱自動車は2022年5月20日、軽自動車タイプの電気自動車(EV)を発表した。日本でも急速に進むEVシフトにおいて、大きな転換点となりそうだ。かつて量産型の軽EVで苦戦した三菱自にとっては、再びの挑戦となる。果たして、軽EVは市場に受け入れられるのだろうか。
カーボンゼロカー大競争
ついにトヨタ自動車が、EVの本格的な展開をにらむ次の一手を打ち出した。新型EVの「bZ4X」を2022年5月12日から販売する。21年12月に同社が発表した「2030年にバッテリーEVのグローバル販売台数で年間350万台を目指す」といった戦略における大きな一歩だ。このEVをきっかけに、日本のEV市…
カーボンゼロカー大競争
昨今の急速な電気自動車(EV)シフトで、さまざまな車種が次々と誕生している。すぐにでも従来のガソリン車に取って代わりそうな勢いだ。果たして日本の自動車メーカーは次々と登場するEVに対抗し生き残れるのか。その鍵の1つとして、モーター駆動の制御技術に注目した。
カーボンゼロカー大競争
電気自動車(EV)シフトが加速している。世界の大手自動車メーカーが次々とEVを発表。ソニーがEVビジネス参入を本格的に検討するなど、異業種の動きも活発になってきた。もはや日本のEVベンチャーは米Tesla(テスラ)のように輝くことはできないのだろうか。日本のEVベンチャーの雄、モンスター田嶋氏に聞…
カーボンゼロカー大競争
昨今の急速な電気自動車(EV)シフトによって、日本のEVベンチャーが再び脚光を浴びつつある。だが、先駆者である米Tesla(テスラ)の戦略とは異なる個性をアピールする企業が少なくない。果たして日本のEVベンチャーは世界に羽ばたけるのか。日本のEVベンチャーの歴史を振り返り、成功するための鍵を探った…
カーボンゼロカー大競争
電気自動車(EV)の普及を考えるうえで欠かせない、自動車のライフサイクル全体でCO2排出量を評価するLCA。自動車メーカーにとっては避けては通れないテーマだ。中でも、EVに搭載するリチウムイオン電池のリサイクルは、今後重要性を増してきそうだ。日産自動車の事例から、電池のリサイクル問題を追った。
カーボンゼロカー大競争
電気自動車(EV)の普及に対する課題の一つに、「集合住宅に住む人の充電インフラ設置の難しさ」がある。日本で量産型EVが販売されてから約10年、課題はまだ完全に解決していない。この問題をなおざりにして、果たしてEVの普及は本当に可能だろうか。
カーボンゼロカー大競争
急激な電気自動車(EV)シフトの動きを前に、日本ができることは何か――。EV普及と切り離せないインフラの一つ、急速充電器の歴史を振り返りながら、未来の姿を見据える。充電インフラの規格競争は決着がつくのだろうか。
カーボンゼロカー大競争
昨今、欧米では電気自動車(EV)シフトへの急激な動きや声明が見て取れる。そうした欧米に“日本も遅れるな”という意見が散見される。しかし、忘れてはいけない。日本こそ、既に10年以上前から量産EVを販売している、いわゆる「EVの先達」の国であるのだ。日本EVの10年からクルマの未来を見据えていこう。