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 長期化する新型コロナウイルス感染拡大。世界中で進む、SDGs(持続可能な開発目標)への取り組み。産業構造が大きく変化する中で、2022年に飛躍が見込まれるのはどんな業界なのか。『日経業界地図 2022年版』から、要注目分野の「業界地図」を紹介する。今回は、燃料電池の業界地図を見ていこう。

「燃料電池」のポイント
  • トラック・バス用を中心に需要が拡大
  • 中国企業は部品の内製化を進める
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 水素と酸素を反応させることで電力を取り出す発電システムのこと。発電効率の高さが強みで、自動車から自家発電まで用途が広い。日本の家庭用燃料電池は統一名称で「エネファーム」と呼ばれる。

最近の動向

 調査会社の富士経済(東京・中央)によると、2020年度の世界の燃料電池市場は3278億円となる見込み。19年度比で20%以上増加する見通し。燃料電池車(FCV)や燃料電池バスなどの市場が拡大している。

 日本国内では家庭用燃料電池である「エネファーム」を中心に普及が拡大する。ただ、補助金の減額により、今後の成長は緩やかになるとみられる。

 FCVでは、韓国の現代自動車の「NEXO(ネッソ)」の販売が伸び、市場が拡大する。トヨタ自動車は20年12月、新型の「MIRAI(ミライ)」を投入した。20年代前半にかけて、「MIRAI」の欧州展開、欧州や中国の自動車メーカーのFCV投入が予想され、市場拡大の継続が見込まれる。

 富士経済は世界の燃料電池市場が30年度に19年度比の18.5倍にあたる4兆9581億円にのぼると予測する。

(出所)日本経済新聞社調べ
(出所)日本経済新聞社調べ
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