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 長期化する新型コロナウイルス感染拡大。世界中で進む、SDGs(持続可能な開発目標)への取り組み。産業構造が大きく変化する中で、2022年に飛躍が見込まれるのはどんな業界なのか。『日経業界地図 2022年版』から、要注目分野の「業界地図」を紹介する。今回は、AIベンチャーの業界地図を見ていこう。

「AIベンチャー」のポイント
  • ディープラーニングの精度向上で様々な分野に利用拡大
  • AIの公平性や透明性、説明責任などAI倫理が今後の課題に
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 AIはArtificial Intelligenceの略で人工知能と訳される。画像や言語の理解、推論、問題解決などの知的作業を人間に代わってコンピューターで処理する技術を指し、60年以上の歴史がある。

 現在は、第3次AIブームと呼ばれている。ビッグデータと高い演算能力がそろい、ディープラーニング(深層学習)の実用化が進み、注目されるようになった。

2030年への展望

 2021年現在、医療や金融、製造、流通など様々な分野で、ディープラーニングを中心にAI導入が進んでいる。IDCジャパンは2025年の国内AIシステムの市場規模が4909億8100万円になると予測する。

 一方で、AIの公平性や透明性、説明責任といった「AI倫理」の課題が浮上しており、今後整備していく必要がある。

 AI開発は、米国のGAFAMや中国のBATHがリードする。日本では、大手IT企業と伍してここ数年、多くのスタートアップ企業が生まれている。順調に業績を伸ばし、新規株式公開(IPO)する企業もいくつか現れている。