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失敗や修正を繰り返して存在価値を取り戻す

自動化重機を自社で保有する考えはないのでしょうか。

 ある程度の保有は考えていかなければならないでしょう。一緒にオペレーターを抱える必要はないので、保有するリスクは小さい。系列会社をつくるなど、いろいろな手段があり得ます。

 将来は、自動化重機を貸すリース会社が生まれるかもしれません。それを鹿島が設立する可能性だってある。機材だけを貸して、施工方法はゼネコン各社が考えるのです。

 ゼネコンはこれまで、リスクを避けるために人も重機も手放してきました。その結果、自らの存在価値を失いかけています。重機とオペレーターはセットなので、施工方法も協力会社に依存してしまうのです。

 重機の自動化によって、ゼネコンの存在価値を取り戻します。クワッドアクセルでは、技術者が自ら施工方法を考えて重機を動かし、失敗や修正を繰り返している。だからこそ自信や誇りが生まれています。

 一方、全ての作業を自動化できるわけではありません。特殊な部分の施工では人の手が必要です。そこはオペレーターが「俺しかできない」とプライドを持ってやってほしい。お互いに存在価値を高めるのです。