米Intel(インテル)傘下のイスラエルMobileye(モービルアイ)は、ドイツのモビリティーサービス大手Sixt SE(シクストSE)と提携し、2022年からドイツのミュンヘンでロボタクシーの試験サービスを始めると発表した。「ミュンヘンモーターショー2021(IAA MOBILITY 2021、一般公開日:21年9月7~12日)」で明らかにした。
無人の自動運転車に関するドイツの法改正により、22年にミュンヘンでロボタクシーの試験サービスを開始できるようになったという。試験の後、規制当局の承認を経て、商用サービスに移行する。モービルアイがロボタクシー車両を所有し、シクストSEが配車サービスの運用や保守を担う。
モービルアイは、ロボタクシー車両「AVKIT58」も発表した。6人乗りの電気自動車(EV)で、カメラやミリ波レーダー、LiDAR(レーザーレーダー)から集めた情報を、「Mobileye Drive」と呼ぶ自動運転システムで処理する。同システムは、車載SoC(System on Chip)「EyeQ5」8個で構成する。同社の地図技術や、「Responsibility-Sensitive Safety(RSS)」と呼ぶ安全性のポリシーも採用する。