雨の横浜港に1台の電気自動車(EV)が上陸した。ドイツVolkswagen(フォルクスワーゲン、VW)の「ID.3」だ。同社が初めて手掛けたEV専用プラットフォーム(PF)を搭載し、OTA(Over The Air)によるソフトウエア更新に対応する。EVに社運を賭け、ソフト企業への転身を図るVWの技術力はどれほどか。日本未発売のID.3を欧州から輸入して分解したところ、次世代PFの輪郭が浮かび上がってきた。