日本での本格普及から3年、スマートフォン決済が転機を迎えている。最大の焦点はコード決済の決済手数料だ。最大手のPayPayが有料化に踏み切り楽天が無料キャンペーンを打ち出すなど、事業者間の競争が激化。加盟店つなぎ留めと利用拡大へ、もうけを出せるギリギリの水準の攻防が続く。

 一方で国が推進する業界共通コードは有名無実化。背後にはPayPayのしたたかな手数料戦略が見え隠れする。国は手数料がキャッシュレス推進における最大のネックとみなし、不透明だったコスト構造にメスを入れる。手数料を軸に激しさを増すスマホ決済の攻防を追う。