楽天グループが携帯電話事業に新規参入し、商用サービスの本格展開を2020年4月に始めてから1年半が経過した。MVNO(仮想移動体通信事業者)サービスを含めた契約数は累計500万件を突破したものの、足元の業績は携帯電話事業の設備投資が重く、半期ベースで4期連続の最終赤字に沈んでいる。同社の命運を握る携帯電話事業の実力を検証するとともに今後の展開を占う。