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 Power Automateのクラウドフローは、各種のWebサービスと連携できるのが特徴で、マイクロソフトのサービス以外とも連携できる。ここでは、グーグルの予定管理サービス「Googleカレンダー」を利用したフローを作成してみたい。マイクロソフト以外の会社が運営するサービスであっても、「コネクタ」を使うことで簡単にそのサービスを利用したアクションを設定できる。

 今回は、フローを真っさらな状態から作成してみよう。Power Automateにはテンプレートが豊富に用意されているが、「やりたいこと」に一致するテンプレートがあるとは限らない。イチからフローを作成する手順を覚えておくと、かゆいところに手が届く、思い通りの自動化ができるようになる。

 作成するのは、「Googleカレンダーに予定が追加されたとき、メールでその内容を送信し、スマホのアプリにも通知する」というフローだ(図1)。Googleカレンダーを職場で共有して使っている場合に、会議などの予定がほかのメンバーによって追加されることがある。「Googleカレンダーをしばらく見ていなかったので気付かなかった」というわけにはいかないが、頻繁に確認するのも面倒だ。そこで、Power Automateの出番。Googleカレンダーに新規の予定が追加されたときメールやスマホに通知する仕掛けを作れば、予定を見逃さずに済むだろう。

予定が追加されたら、メールとスマホで通知する
予定が追加されたら、メールとスマホで通知する
図1 Googleカレンダーで予定表を共有しているとき、ほかの人が登録した会議の予定などを見落としては大変だ。Power Automateのクラウドフローを使えば、Googleカレンダーに予定が追加されたときに、自動でメールを送信して知らせたり、スマホのアプリに通知したりできる
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 作成するフローは、大きく3ステップに分けられる。①「Googleカレンダーに新しく予定が登録された」ことをトリガーにして、②予定の内容を引用しながら「メールを送信」し、③「スマホアプリに通知を送る」という流れだ。

 テンプレートを使わずにこのフローを作るには、左側のメニューで「マイフロー」の画面を開き、左上にある「新しいフロー」をクリック(図2)。「自動化したクラウドフロー」を選んでフロー作成を開始する。メールの受信やWebフォームへの入力、カレンダーへの予定追加といった、Webサービスの状態の変化をトリガーにして操作を実行したい場合に、この「自動化したクラウドフロー」を選ぶ。「作成」画面を開いて、同名のメニューを選んでも作成を始められる。

クラウドフローをイチから作成する
クラウドフローをイチから作成する
図2 今回は、テンプレートを使わずにフローを作ってみる。「マイフロー」を開き(1)、左上の「新しいフロー」をクリック(2)。「自動化したクラウドフロー」を選ぶ(3)。左側のメニューの「作成」からでも同様に新規作成できる 図3 開く画面で「フロー名」を入力(1)。トリガーを選択する際は、検索欄に「Google」と入力すると、Googleのサービスに関連したトリガーに絞り込める(2)。その中から「イベントがカレンダーに追加されたとき」を選んで「作成」ボタンを押す(3)(4)
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